試合結果

6/27 全日本選手権ロードレース

金曜日に那須入りし試走を一周。調子は悪くはなさそうだった。しかし試走を終えてすぐ雨が降り出す。結局雨は止むことなく霧を深めながら翌日の朝まで降り続いた。

予想通り雨は止むところを知らず、小雨の降りしきる中人生初の全日本選手権がスタートした。位置取りが得意だと思っていたのが仇となったか、ローリングスタートで徐々にポジションを下げてしまう。

焦り始めポジションを戻そうとしていたその時、集団前方から不穏な空気を感じる。近くにいた誰かが叫ぶ。
「ねこねこねこねこ!!!」
黒い影が前を横切る。
猫である。
気付いた時には踏んでいた。猫には申し訳ないが、正直落車しなくてほっとした。

この予想外の出来事によりポジションをさらに下げてしまう。集団の左側で下の緩い右コーナーをこなしているとまた不穏な空気が前方から。
落車である。
前を走る選手が回避しようとブレーキをしたが、ウェットなコーナーゆえに後輪を滑らせてドリフトしてしまう。それを見た私はもっと上手く回避してやろうと対抗心を燃やし、ブレーキを握った。見事に後輪を滑らせてドリフトした、もののどうにかスピードを殺し寸前で避け切った。

完全に集団から遅れたが5人くらいで前を追うとすぐに合流できた。しかし追いつくために平坦で脚を使い直後の登りはだいぶ辛かった。合流できたことに安心して集団左側で緩い登りをこなしていると再び不穏な空気。
落車である。
登りでスピードも出てなかったのですぐに止まれたものの、ボーリングのピンのように次々と選手が倒れてゆく。運良く左の草むらに避けたが2度目の0スタートに心が折れそうになる。

気を取り直し全力でペダルを回す。これまた集団に追いつけた。そこまでは良かったが力を使い果たし最後尾でヒラヒラしているのが限界だった。その状態で集団左側にて下からの平坦をこなしていると本日4度目の不穏な空気。
落車である。
もう無理かと思ったが思ったよりブレーキがきいてくれて30cm手前で普通に停止。両側を落車した選手及び自転車に塞がれタイムロス。限界に近かったが仕方がないので全力で追う。後ろにいる選手と協力すれば追いつけるかもしれないと思い後ろを振り返ると誰もいない。
心が折れる音がした。

そこからは後ろから来た選手にも付けず、1人で1周ペース走をして降ろされた。わざわざ那須まで来て32kmだけ走って終わった。

雨のロードレースは初めてとなったがここまで落車が多く危険だとは思いもしなかった。いい経験になったとは思えないのである。また、落車で止まっても追いつけるくらいの力がないと勝負に絡めるはずもないので来週から練習を積み精進あるのみである。

後から入った情報で私が踏んづけた猫は結局助からなかったそうだ。この場を借りて心よりお悔やみ申し上げます。

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