練習報告

5/12
手術当日

緊張からか前日はあまり眠れず。起きては寝てを繰り返し、7時に覚醒した。
手術室への移動が8時だったので、トイレを済ませたり手術の事を考えないためDVDを見たりして時間を潰した。
8時になり、手術着に着替えT字体のパンツ(ふんどしのようなもの)を着用し、手術室へ。
お通じが出そうで出ないような状態だったため、オペ中に漏らしたら嫌だなとか思いつついよいよ扉の前へ。怖さMAXだったが今の自分に笑えてきたりと感情がごちゃごちゃなまま入室した。

TVでよく見るベッドと違い、思ったよりも幅が狭いが柔らかい。部屋自体は気温を低く保っているためかかなり寒く、毛布を被っても寒いくらい。そこから採血されたり心拍を計られたりしていよいよ全身麻酔に入っていく。
酸素マスクを被され少しずつボーッとしていく。それでもまだ意識はあったのでニヤニヤしていたが、気付いたら一瞬で落ちていた。

名前を呼ばれ起こされる。ストレッチャーで運ばれながら手術の結果などが知らされ、予想以上に粉砕していたのでオペ時間は長引いたものの無事成功した。だんだん意識が戻っていき自分のベッドへ帰還。しかしここからが本当の地獄だった。
最初に感じたのが、肩の痛みと便意。一日中安静状態のためベッド上でしか用をたすことができない。肩の痛みは、傷口が痛むよりは肩こりを最強に痛くした感じ。どんな体位をとっても痛みが引かず寝るにも寝られない。これが一番辛かった。

喉に管を通したこともあってか痰が止まらない。また麻酔の影響から吐き気も治まらず何度も嘔吐を繰り返す。更に肩はずっと痛くて死にそうな状態だった。
午後5時からは給水、7時からは食事も許可されたがそんな元気はなく一日中仰向けでクゥーと思いながら過ごす。肩は痛い、姿勢が変えられないせいで首も痛くとても眠れない。15分だけ半睡眠、1時間睡眠できる態勢を探したり、痛みを耐えたりの繰り返しで時間が経つのが遅く感じた。

本当に苦しくて、何で怪我したのかなとか、もう自転車を止めたいとか、2度とこんな怪我はしたく無いとか色々思いつつ長い夜を過ごした。
結局夜中の2時に座薬を入れ痛み止めを処方。それでだいぶ楽になり朝を迎えた。
現在は昨日より遥かに楽になり、動けるようにもなった。まだまだ痛みは続くが昨日が一番辛い日だったと思えばまだマシだろう。

何で自分は落車したのだろうと考えて一番に思い浮かんだのが、「焦り」だった。
調子も良くオープンに向けて練習も詰めていた中どうしてもここで自信につながる結果が欲しいと思っていた。特に、前日は全く何もせずDNFだったので、この日だけは何とか着に絡みたいという気持ちが強かったと思う。
更に、落車地点が下り返しの登りを超えた先のコーナーで、この周がポイント周回ということも重なり集団は勢いついていた。パワー不足の自分はこの登り部分で遅れをとってしまい、兎に角前に追いつくことしか考えておらずコーナーでの原則を忘れてしまったのかもしれない。

無理をしない。それをこれからも忘れないでやっていきたい。

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