Utopia

2021年4月12日　120㎞ ,3000mUP, TSS330

筑波山の峠をつなぎ、ほぼ永遠に登り続ける練習。7つくらい峠を越えた気がするがずっときつくて、もはや覚えていない。クライマー体系の選手が多いチームの中で周りよりも約10㎏も重いので本当にきつかった。この恨みは来週の平坦練で返すしかない。

　最初は不動峠からスタートだったのだが、11min380wを出しても最後の最後で千切れてしまった。その後、スカイラインを淡々と踏み、下りまでに追いついたもののその時点でもういっぱいいっぱい。後から見たら、不動峠とスカイラインを合わせた20minの出力が今年最大でFTPを更新していたので本当にフルガスだったのがわかる。次の峠でも遅れることがわかったので下りを飛ばして10秒前後のギャップを作り、先行しようと考えたものの信号によって阻まれ無駄な努力となった。足を使った後についていけるはずもなく、その後は単走。時折、監督が車でペーシングしてくれたのである程度の出力を保ち、登ることが出来た。

20分のベストpowerが出て、60分の平均心拍も過去最大でそれだけ追い込んでも千切れるときは千切れる。ただ無力だった。今年いくつかのレースで走ってみて、今の実力でもきっとメイン集団から脱落することはないし、展開すら味方すれば勝負に絡めるし、群馬レベルなら勝てるかもしれないと思った。でも、ナショナルチームが展開を自ら作っているのにこちらは必死についていくだけなのを考えると、まだまだ弱いのを感じるし、逃げに乗ってそこからもう一段勝負するにはまだまだ足りていない。JPROはまだいいが、これが全日本や学連のレースになったとき、彼らと直接対峙しなくてはならないわけでそれにはまだ力不足。皆、僕がスプリントがあるのを知っていて逃げに乗れば千切ろうとするだろうから尚更だ。

そのために何が必要なのかは大前さんに相談に乗ってもらって大体わかった。準備期間はこれから約50日。やっていないことはできない。できるようになるにはやるしかない。適応能力は人より高いのですぐに出来るようになると信じて一回一回の練習を大切に頑張る。

p.s. いよいよつくばへ移住するか迷う。

タイトルは今回登場した峠の呼称で路面がめちゃめちゃ荒れていて自分好みだった(千切れたけど)。群サイの心臓破りとか石畳にしてくれないかな。