挨拶へのLongestジャーニー

熱海の喜八。そこは無限サザエ天国。芸者さんの居ないこの街はどこか寂しい。

久しぶりね。ほのかなウィスキーの香りとあのカント。なびく髪。
みかりんバンク。みかりん、君の優しさに溺れそうだよ。

p.s.

日没が迫る。スモークレンズのサングラスをかけ、ボウフラ達の中に突っ込む。沈みゆく太陽を睨みながら多摩川のほとりをひた走る。さしずめ僕はメロスだ。氾濫もしていない川に架かった頑丈な橋を渡り、犬を蹴飛ばすこともなく走る。が、太陽は無情にも沈んだ。僕の中のセリヌンティウスは結構簡単に処刑された。僕の中のディオニスは結構空気が読めないし、情緒とかそういうものが全然分かっていない。結局のところ僕の中のメロスは、僕の中のディオニスに友情の素晴らしさを感じさせることができなかったのだ。僕に友達が少ないのは、僕の中のメロスが僕の中のディオニスに友情の素晴らしさを伝えられないところが原因だと痛感させられた。

―――貴方の中にはどんなディオニスが棲んでいますか―――

今日のおうし座のラッキーアイテムは、三脚。三脚の上にカメラを載せて、こんな映画を撮ってやろう。太陽の10倍も速く走る僕の中のメロスを捉えられるかどうか、気になって夜も眠れない。

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