意外と短い100マイル

JPT 第七戦 群馬CSCロードレース【9位】

群馬CSC逆走 6㎞×27周=162㎞ 

初めての逆走、初めての160㎞越えのレース。初めてというのはいつも刺激的で面白いけど、それに体を順応させていくことはもっと面白い。徐々にコーナーが速く回れるようになったり、脚を使わない位置取りがわかったり。

今回は160㎞と普段あまり走る機会のない長距離レースだったのでインカレに向けて感覚を掴むためにも最低限走り切ることが目標。ということで逃げに乗るような事はせずに、メイン集団で脚を溜めて終盤の動きに備えることにした。

レースがスタートしてすぐにアタック合戦が始まり、序盤の逃げ担当の井上選手と香山選手が捌き切れない逃げには僕もチェックに入る。数週のアタック合戦の後、決まった大きな逃げには井上選手が乗った。結果的に井上選手は三位入賞と素晴らしすぎる成績を残してくれたが、マトリックスがその逃げに4人送り込んでいたことを考えると弱ぺも複数人載せておかなければならなかったと思う。ただ、今の僕には逃げ集団でやっていけるほどのフィジカルが足りていないので引き続きFTP強度の強化に勤しみたい。練習こそが自信を育て、自信こそが挑戦を支える。

勝ち逃げが決まった後はレース終盤までブリジストンがメイン集団をコントロールしてくれて弱ぺは愛三の後ろにまとまって位置どった。しかし、クラブチームが故にまだまだ舐められていて、割り込まれることも多くそれらをどかすのは結構ストレスだった。

残り6周回あたりになるとメイン集団でもドンパチ合戦が始まる。誰かがアタックして吸収されてを繰り返した後、最終周回に入ったところで入部さん、香山さん、自分、BS(窪木さん、今村さん)、えかーず(平井さん、小出さん)の7人逃げが決まり、そのまま最後の登りへ突入。麓からアタックが掛かり7人はバラバラになるも、僕は謎の余裕モードを発動し、今村さんを抜き去ってそのまま独走状態を築く。追いつかれないか不安だったがギャップはむしろ広がったし、ホームストレートに帰ってきた時に前が見えたのでそのままガチ踏みして残り300mで5位グループの5人をキャッチ。しかし、ここで判断を焦ってそのまま抜き去ってスプリントに突入してしまい、ゴールまでが意外と遠くてずぶずぶ埋もれ、9位でフィニッシュ。タラレバだが、落ち着いて後ろから掛ければ頭をとれていたかもしれない。もし5位ならホワイトジャージだっただけに悔しいが、この失敗を次に繋げたい。

だが、全体を通して160㎞という長距離レースでほかの選手よりも余裕をもって走ることが出来ていたし、登りも比較的余裕をもってクリアできていた。やっぱり5分以下の登りは人よりも得意な気がする。

なによりTOJを勝ったことで会場でも知らない人達におめでとうと言われるし、見られる存在になったので不甲斐ない走りにならなくて安心した。レースを重ねる毎に位置取りやレース勘、補給の取り方など色々なスキルが向上していてそれが結果となって現れるので自信にも繋がる。

謙虚に、それでいて良い意味で傲慢に。次のレースも貪欲に勝利を狙いたい。

川野碧己

川野碧己

経済学部4年  常に全力

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