ありがとう自転車競技

8/13.14.15.22のインカレをもって現役を引退。

最後にTPで全国入賞を経験できた。一生の誇りです。ただ、TSPとマディソンはボロボロ。ロードレースは出場できず悔しさも残る。

先に宣言します。個人ロード出ます!出て何が出来るか分からないけれど。

自分が関わった4種目についてまとめた上で、でもやっぱり自分のことだけを考える人が集まるチームなんて最悪なので、他種目についても話したい。

【TP】

結果は7位入賞。

狙いに近いタイムを出して、期待通りに他校の空中分解。理想的な入賞を果たした。

役割はスタートでペースを作ること、最後のリードアウト。

スタートはビニールテープで後輪が空転し、少し出遅れる。ちょっといつもより踏み、予定のペースに戻そうとしたら上げすぎた。でもこれは想定内で、2走の小原が声をかけてくれた。最初の一周のタイム、練習では28秒7を連発していて、本番はアドレナリンで28秒2くらいかなと思っていたが実際は27秒9。ちょっと早かったかなと後悔したが、その後のペース的にもみんなの脚的にもパーフェクトだったよう。

最後のリードアウトも、1周ちょっと回った。頑張ったと言ってはもらえたが少しペースを落としていた。一周で上がって、3人が良いペースで回っていたら0.6秒早くなっていた。そうやってTPって詰めていくんだろうな。

とにかく小原、西村、岳、最高の経験をありがとう。今回出した慶應記録が塗り替えられるのは嫌だけれど、来年は15秒くらい目指して欲しい。期待しています。

【TSP】

練習から4秒台は出せる。3秒台に近づけて入賞を。という目標だった。僕らの後に出場する大学は7校のみ。対抗の同志社に勝って1番時計を刻めば入賞が決まる。でも結果はボロボロだった。

多賀谷のスタンが伸びない。杉岡のスピードダウン。そして自分が踏み直せない、耐えきれない。

練習で上手くいかなかったところを全員が発揮してしまった。直前の合わせで綺麗に回ったから予想だにしていない結果だった。

正直、自分の部分で言えば、練習不足だった。TPメンバーだからそれなりに耐えられると思って、スタンで楽することばかりを考えていたが、TPとは強度が全然違う。おろして2周を、TSPのタイム通りに回るみたいな練習も必要だった。

試合後のミーティングで宇佐美さんが仰っていた、日本はケイリンがあるから短距離のレベルは高いという言葉。確かにその通りだと思うが、TPは上手くいってTSPが上手くいかなかった理由は、1番に、単純に走行時間が短いことだと思う。TPに関しても、スタートで失敗した部分はある。でもそこから4分かけて修正すれば良い。対してTSPは修正する時間は無い。つまり、本番に向けた精度を高める。そんな練習が必要。多賀谷はもっとスタン1周を測る、ホイールやギア比、雨でも走るなど色々条件を変えながら。2.3走は難しいけど、なるべく本番と同じ状況で走れるメニューを考えるところからかな。あとは、もっと喋らないといけない。これは自分が1番足りていなかったけど、多賀谷杉岡ともっともっとTSPについて話して、本番はこういうトラブルが考えられる。っていうのを全部潰しておく。今回で言えば、多賀谷が伸びないなら杉岡が踏んで踏んであげなきゃいけない、その分最後はスピードが落ちる。それなら、バックくらいから車間を取って、スピードを維持したまま3周目に突っ込む。そうすれば、それだけで、もしかしたら入賞圏内に届いたかもしれない。悔し過ぎる。

【マディソン】

正直予選が無くなった瞬間に諦めムードだった。90周走り切れる自信が無い。そもそも今まで西村頼みの走りをしてきていて、情けないばかりだが、今回は西村が前日にオムニアムを走っている。強がりな西村は疲労溜まってないっすみたいな感じだったけど、絶対溜まっていたと思う。案の定本番は、いつも通り自分は最初の3回くらいしか走れないし、西村も辛そうだった。学生ラストレースで情けない姿を晒してしまった。もし今後、後輩たちがマディソンを出るなら、高心拍域を40分くらい続けられる練習、40分間のインターバル練、人数を増やしたり、バイクペーサーを使った高速度域練習の必要がある。やるなら本気で練習しないと勝負すらできない。

【ロードレース】

TSPとTPでまあまあ精神削られ、正直出場できないとは思っていた。でも直前のCSC練習で想定外に走れてしまってちゃんと?選考に絡んだ。ただ練習量は足りていないし、自分でも完走は不可能だと思っていたのでもちろんメンバーには選ばれなかった。

尚弘と直が終わってから、出場させてくれてありがとうと伝えて来たが、僕からすれば堂々と走ってくれてありがとうという気持ちです。ちゃんと練習して、みんなの信頼を勝ち取って出場。結果こそ全員DNFだったけれど、みんな格好良かった。

メンバーに選ばれなかった時、当たり前だとは思ったけど悔しかった。それでも全力でサポートをしたつもり。でも今思えば出走前の選手たちに声をかけたかったかな。お疲れ様でした。

完走者がいなかったというのはチームとして悔しい。自分がもっと練習に参加して、出れずとも何かしらの練習相手になれたかもしれない。悔しい。あとやっぱりロードレース走りたい。ということで個人ロードに向けて頑張る。

【IP】

スタート前から、直前の練習から、37.8秒くらいは出せそうみたいな感じのことを言ってた。いや、2年生のうちから個人入賞なんてカッコ良過ぎた。岳が入賞してくれたから自信を持ってTPに挑めたとも思う。

でも、児島や安達はラスト2周の僅かなペースダウンを覚悟してもっと序盤から踏んでいたと岳本人は言っていて、今走ればもっと良いタイムが出せる気がするらしい。凄いけど、それなら谷内に勝てたかもしれないと思うとIPであっても他人を見て学ぶことは重要なんだと知った。

【スプリント・1kmTT】

本人も悔しいタイムだったと思うが、杉岡のタイムを見て自分も悔しかった。ハロンも一緒に練習して上バン引くとか、もがきあって後半延ばさせるとか…1kmTTにしても同じ。せっかくチームメイトなのに人のことを考えられていなかったと思う。でも練習時に1kmTTは特に、全然走ってなかったような記憶がある。チームスプリントとスプリントにかけていたのかもしれないが、もうちょっと測ってみても良かったかも?これは短距離全員に言える話だけれど、練習する体力が少ない?インカレ直前は結構乗れてたけど、日頃のボリューム少ない気もする。ベースを真面目に作れば1kmTTを測ることだってできたかもしれない。

【タンデム】

内田の怪我が災難だった。そんなシーズンになってしまったと思う。力を入れて1年間過ごして来て、入賞が狙える種目だからこそ悔しかった。ただ、練習のタイムが出ていれば上がれていた訳で、チームスプリント同様に再現性の低さが出たのかもしれない。18秒前後の短い時間では絶対にミスは取り返せない。練習で一回出たタイムに期待するのは厳しい短距離界。練習時から10回やれば8回は狙ったタイムが出せるようにしたい。

短距離もレベルが高いし、慶應としてはこれから勢いを付けていきたい部分だからこそ、何か貢献できる部分があれば引退後も貢献したい。

【オムニアム】

これも毎年レベルが高い。補欠登録だったけど、突然出ろと言われても全くもって走れなかったと思う。

プロ登録もしている選手でさえ入賞できないくらいの種目で西村が正直スタート前から気持ちが十分に乗らないのも分かる。でもポイント周回のスプリント力は結構高いと思う。もちろんもっと伸ばして欲しいところ。本人が反省していたように、トップの選手はIPも揃って早い。独走力は絶対に求められる。

西村はずっとマディソンに取り組んで来たし、好きな部員ばかりな部活だけど、ちょっと頭抜けて好きな部員の1人。自分さえ走れれば良いと思いがちな人間性もあったけど、今はチームを見渡す力も付いてきていて、今後はロード班長として部員との切磋琢磨が更に期待出来ると思う。

感動的な話とかするのは苦手なので淡白だけどこの辺で終わらせていただきます。今の目標は黙って寄付するOBになることです。ありがとうございました!!

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