振り出し

自分の競技に対しての不誠実さが全面に出たレースだった。これから全て書くことも言い訳みたいに聞こえてしまうけど、全ては自分の実力不足だということは前提として持っています。

自分は3年にしてはじめてのITTだった。

まず、往路はかなり自分の中ではいいペースで進んだ。すこし追い風もあり、平均スピードは44.5kmくらいで、平均ワットも277ほどで、ターゲットゾーンに入っていた。心拍は全然苦しくなく、ぶっちゃけ足も苦しくなかった。余裕を持って後半に少し向かい風になるので耐えようという想定。

ちょうど折り返しで一個先にスタートした立教に追いつき、追い抜こうとダンシングし始めた時点で、足に違和感を感じ、シッティングに切り替えたところで右足を完全に攣ってしまった。

単純にめっちゃ痛かったのと、ペダリングするとかいう次元じゃないほどふくらはぎが異常な力の入り方をしていたので右足のペダルを外し伸ばすものの、全く治らない。一旦停止して水を飲んで、伸ばしているとなんとかペダリングできるくらいにはなおって、時速30kmくらいで頑張って漕ぎ出したが、左足も攣り、右足もまた攣り、正直DNFするかも迷ったが、TTでDNFなんて情けないことはできないのでなんとかつる恐怖に耐えながら、ペダルを時々外してなんとか帰った。

原因としては、心当たりが多すぎる。

①シンプルにDHで20分間以上耐えるというフォームを練習でもやったことがなかった。使う筋肉がこれほど違うとはわからなかった。あとやっぱり20FTP×0.95が1時間なんて言うけれど、結局その分をちゃんと走らないと意味のない数字であった。

②水を買うのを忘れてしまって、暑いのに全然水分を取れなかった。TTTの時に水をマネージャーが買ってくれていたため、勝手に明日もあると勘違いして買わなかった。

③ストレッチが足りなさすぎた。思えばふくらはぎへのストレッチなど全然行っていなかった。

多分①が主である。峠とかなら、20分間275wくらいで走っただけでつることはない。

改善策としては、①そういう練習をする②水とかミネラルをたくさん摂取する③ストレッチを入念にする みたいな馬鹿みたいなことだけだった。正直これを書いていても情けなくて、恥ずかしい。

あと西村が言っていたように、自分はサドルのDHバーの先端の高さばかり気にして、横の規定を見逃していた。結果大丈夫にはなったが、当日にあくせくしている時点で、ダメダメだった。

自分の中ではITTは狙わないときめてはいた。実際今日の昇格の感じをみれば、対策しても厳しかったという事実は否めない。しかし、大会に挑む選手としての準備がなさすぎた。

そして何より、朝早く起きて遠いところまで来て、サポートしてくれたマネージャーに申し訳ないし、自分が情けない。今日みたいに競技をやってるとは言い難い走りをしてしまっては、いくらサポートの質が上がっていようと意味がない。

ロードレースがちょっと走れるようになってきたとか、E2に上がったとか、まだ何も成し遂げていないのにロードレースだけ注力しているけど、結局六川とかは総合的にやっているから地力が全然違う。とにかく、ロードレースだけは結果を残して、はやくサポートに見合う選手にならなければいけない。

自分は機材に対しての知識も認識も甘い。そうしたことも弱さの一つである。

そして、役員として来てくださった方々も練習時間を削って来ていただき、本当にありがとうございました。

正直自分が今クラス2に上がってインカレに出れたとして、出るだけの選手になることは目に見えていて、チームに貢献できる選手にはなれない。もう一度自分の競技に対しての姿勢を改めたい。

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