全学TTT・ITT

6/4(土) TTT

その日のミーティングでも話したが、自分の整備不良によりできるだけ4人で走るという当初の予定とはかけ離れた結果になってしまい大変申し訳なく思っている。

自分はTTバイクに乗っていたし、脚力を考えても一番離脱していけなかったメンバーであったが故にこのような事態に陥ってしまったことについての責任は大きいと思う。

何よりも今回は個人戦ではなくチーム戦であって、さらに言えば慶應の代表として出ているレースだったので、今回の失敗の重さをいつも以上に感じている。もちろん慶應の代表としての自覚は毎レースで持たなければいけないのだろうが、今回の準備不足はどこかでそれを軽んじているのが表面上に現れた結果だと思う。

ちなみに今回の状況を詳しく知らない人もいるだろうし、文字に起こすことも重要だと思うので整理すると、

スタート後10キロ地点ほどで岳さんが先頭、自分が二番目にいるときに岳さんの後ろにいたために段差に気が付かずにハンドルをいなすなどの操作なしにその段差に突っ込む。少し嫌な音がしたなと思っていたら気のせいか少しだけDHの角度が下がっている感じがする。しばらく走っていると明らかにDHの角度が下がってきており、1周目の折り返し地点では一昔前のプロ選手たちのようなポジションに(アイキャッチ参照)。手で無理やり角度を戻そうとしても戻る固さではなかった(レース後に自転車に乗っていない状態でも六角で緩めないと角度が変わらないくらいの固さだった)にも関わらず、DHバーの角度は下がる一方。一旦止まって六角を使ってDHバーの角度を戻すか、スタートゴールのピットにある自分のスペアバイクに乗るかの判断を迫られたが、中途半端にDHバーを直してもまたずれてくる可能性を考慮してスペアバイクに乗り換える決断を下す。往路はペースも上げ上げで時間も長めに引いていたが復路では完全に失速。それでもできるだけTTバイクで頑張る方が後々にスペアのロードバイクで頑張るより良いだろうと思い、無我夢中で前を引き続ける。後ろについているときはできるだけDHに刺激を与えないようにブルホーンを握っていた。DHが下がったおかげでコントロールが取れずに先頭を引いていた時は斜行しまくりで後ろにいた3人には申し訳なかった。なんとか1周目の折り返しにたどり着き、折り返しを折り返さずに通り過ぎて行った東大の金子さんにつられてタイムロスしながらも自分が先頭折り返す。そしてダンシングで加速しようとした瞬間に両足全体が攣ってしまう。恐らく無理なポジションで踏み続けたことと、補給があまり取れていなかったことによるものだろう。伸ばしたからといって治るような攣り方でもなさそうだったので先に行ってもらうことにした。その後はピットでバイクを交換するも攣った影響でしばらく走り出すことができずに、しばらくしてから何かあった時のためにとりあえずノロノロと走り出すも審判の方から途中で引き返すように言われてレースを降りた。

といった感じです。これ以上反省を書いても仕方がないので以後レース前の準備は万全に行うということでこの場を収めます。これからのレースで取り返したいと思います。

6/5(日)ITT

クラス2への昇格が今まで走ったレースの中で一番堅いだろうと思われていたが故に、昇格を僅差で逃してしまったことへのショックはかなり大きい。

43分39秒 Ave42.8km. 平均315w

今回はスキンスーツも貸していただき、TTバイクが使用禁止であったのは残念であるが、そのほかの準備も万全に整えた。コンディションも前日の足の痛みを引きずっている以外は調子が良かった。しかし足は結構しっかり攣った影響で半分肉離れみたいな感じになっていて、コムレケア、バンテリン、ファイテンのテープなどあらゆる対策をした上でレースに臨んだ。

レース中はまあ書くまでもなく常に全力走。個人的な感覚としては前半は少し抑え気味で後半にかけて上げていったつもりだったが、実際のデータを見ると前半上げて、後半はなんとかそれなりのパワーで耐えているという感じだった。左足の違和感が特にひどく、それを庇っていたためか左右のペダリングバランスが悪かった。足を攣らないように折り返しは踏みすぎないように気をつけた。スタートから風がだんだん強くなってきて、復路の向かい風がきつかった。

往路ave47ちょい、復路ave41という感じだった。

ゴール後は結果が出るまでかなり時間がかかり、とにかく落ち着かなかった。

そうこうしているうちに山根さんからフライングで結果発表。4人昇格のところ5位でギリギリ昇格を逃したということだった。しかし、自分が5位なはずはないと自分のタイムに謎の自信を持っていた往生際の悪い自分は正式結果が出るまで落ち込むことはなかった。そして正式結果が出たので見てみると、美山でクラス2に昇格したはずの選手がクラス3のリザルトに乗っているではないか。しかも自分より上の順位で。六川さんに付き添ってもらって大会本部にリザルトの修正をお願いしにいった。クラス2なのにクラス3のリザルトに載っていた選手が他にもいるようで、すんなりと受け付けてもらえた。

昇格が濃厚となった自分はめちゃめちゃとは言わないが上機嫌で片付けなどを手伝って西村車で帰宅。夜ご飯をご馳走になった(西田さんにも)上にわざわざ家まで送り届けてもらった。ありがたき幸せである。

家に着いたタイミングで訂正版のリザルトが出ていることに気がついた。西村さんと一緒にドキドキしながらリザルトを確認する。自分の順位はしっかりと4位に繰り上がっていて、その後の悲劇を想定していなかった自分はその場でガッツポーズをしていた。

自分はさらに上機嫌に。まあ、昇格マークがついているか確認してやるか的なノリでルンルンで一応昇格マークがついているか確認するとなぜか自分の名前欄に昇格マークがついていない。最初は学連の人が忙しさのあまりマークをつけ忘れてしまったのかと思ったが、嫌な予感が自分の頭をよぎった。その予感は的中。そう、クラス2に昇格した選手などがリザルトから抜けてしまったせいで、全体の人数が減って、それに伴って昇格人数も一人減らされてしまったのだ。

天国から地獄に突き落とされた瞬間であった。この間わずか数秒。タダ飯を食らい過ぎた天罰が下ったのだろうか。

一気に2日間の疲れが体にのしかかった。満身創痍の状態で西村さんに別れを告げ、愕然としたままその日は床についた。

自分のFTPからするとほぼ完璧なパワーを刻んでいたし、現段階で最高の機材を揃えただけにこの負けは完全な力負けである。もう何もいう事はない。

パワーウエイトレシオも重要であるが、自分の場合は少し体重が軽すぎたのかもしれない。去年の今頃は66とかあったのに今は63である。登りは明らかに速くなっているが、体重が減っているせいか最近は瞬発力や風に対する抵抗力に欠けている気がする。重すぎるのも良くないが軽すぎるのも良くないのでとりあえず全日本は65くらいになるように調整したい。もちろん無理やり太るとかではなく、トレーニングの成果として自然に。

次はどの学連レースに出られるか分からないが早くクラス2に昇格したい。ちなみに先週以上に自分は絶望している。草津には出ないので草津に出る先輩方ともうクラス3で一緒に走れないのは残念であるが、チームのために頑張っていただきたい。

サポート、応援ありがとうございました。今回は当番校ということで役員の方々もお疲れ様でした。

クラス2には勝って昇格できるチャンスができたと前向きにとらえたいと思います。

ps.そういえばITTの折り返し手前でヘビがいて自分もゾッとした

秋田圭佑

秋田圭佑

総合政策学部3年

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