自分が勝つより嬉しいこと

https://note.com/roadbikeacademy/n/nf0c0dff57734

白馬C2A ワンツー

レース前にクラス3を見て「ラスト3の周回板が出る前の数分の、フィニッシュの一つ手前の長い直線とかで抜け出したら、みんな踏みたくなくて逃げ決まるんじゃない?」とがくと話していた。

スタートして数周、僕が踏めばみんな踏むし、脚止めればみんな止めるという状況で、マークのキツさを思い知った。上に、そのせいでめちゃくちゃスローペース。

このままゴールまで行っても僕がスプリントで勝てるか次第って感じだし、せっかく岳と2人で走ってるうまみが活かせないので、岳のところまで下がって、「俺がペース上げて集団のばすから、そのカウンターで行ってくれ」と伝えた。

そこからコーナー連続する区間でペース上げること3回くらい、まさにレース前に岳と話していたポイントで、岳がアタック。面白いくらい事前の読み通りになって、誰もついていかなかった。

そこから先はえげつないくらい追走のチェックしてたら、4,5回くらいチェックしたくらいのタイミングでみんなの脚が止まった。諦めてくれた感があった。そしてもちろん岳が強くて、垂れることなく無事に逃げ切った。

後でログ見たら、ゴールスプリントは1250wでしかもがいてないけど、チェックは速度差つけていかれた時に1450wを2回記録してた。さすがに自分が逆の立場でも同じことされたら諦めると思う。

結果的に、岳が行った時点で「慶應行った→大前がチェックしてくるはず→追走機能しない説→いかなきゃ!」と咄嗟に判断できた選手が誰もいなかった時点で今日は僕たちの勝ちだった。

岳が手上げてるのを見ながら後ろでスプリントしてる時間は最高だった。競技人生長いと言えどその5本の指に入る嬉しい瞬間だった。岳の今シーズン前半戦の苦しい時期と、本来の強さを知っているので、尚更である。

あと、クラス2とは言えこういう勝ち方をできたことはインカレロードにも繋がる。僕が集団に残れてさえいれば、僕より登れる選手が慶應にはいるので、同じ勝ち方ができる。ロードレースのチーム戦とは、時に選手の頭数以上の威力を発揮するから面白い。

平田、その他レース前にサポートしてくれた人たち、ありがとうございました。こないだJBCF行って思ったんですけどサポートいないとマジで忙しくてレース集中できたもんじゃないです。今回の結果はみんなのおかげ。

大前 翔

大前 翔

医学部n年25歳 老害にはまだ早い

最近の記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

月を選択

最近の記事

  1. 咲け、咲け、桜、満開!

  2. 痛み取りたいニキ

  3. 朝練報告

  4. Boooost To Weekend Race

PAGE TOP