インカレ トラック編

鹿児島は思ったより暑く、カラッとした天気よりかはむしろじめじめした気候でした。雨が降ったり止んだりし、日差しが照ったら非常に暑く、雨が強くなれば非常に寒くなるという、変わりやすい空模様でした。

インカレトラック1日目から3日目にかけての私の仕事はビデオの撮影、ラップタイムの計測、広報用写真の撮影、ほかのチームスタッフや選手の方々のサポートでした。

初めに弁明しておくと、数々の素晴らしい写真を撮ったのはだいたい私ではありません。阿部カメラマンです。杉岡さんごめんなさい。上達できるように頑張ります。私がLINEのグループで送ったので勘違いされるかもしれませんが、写真をカメラからスマホに移すやり方を反復練習するためにやらせてもらっていただけです。師匠に”ピントが合ったら”いい写真だと言ってもらえました。これからも同じように撮影を頼めるわけではないので普段のマネージャー業を遂行することはもちろん、そこについても+αで頑張っていきたいと思います。

1日目:4kmIP、オムニアム予選、TP

ビデオ撮影に関しては選手の方に撮って欲しいものを聞き、撮影用のプログラムに書き込み、それに従って動きました。今度からは1日ずつ聞くのではなくまとめて聞きます。あと、マディソンやオムニアムは選手フォーカスがいいのか全体の流れを追うのがいいのかなどビデオの撮り方まで軽く聞いておいた方がいいと思いました。出走順が後ろの方の選手は特に実力のある選手なので、ちゃんと撮れてよかったです。このインカレ期間はずっと同期にいっぱい助けてもらいました。

IPはまだビデオが2つなかったのでバック出走の選手を取った後にホームまで全力疾走しました。結局IPの写真を撮るの楽しみにしていたやなぎにビデオを頼んじゃって申し訳なかったです。写真は阿部氏が撮ってくれたからよかったです。自分の体力のなさを痛感しました。今後の広報に必要なことなのでもう少し試合全体の時程の把握ができるように頑張ります。

今回大きな収穫だったのは、オムニアムの中のエリミネイション、ポイントレース、スクラッチ、テンポレースという種目をプログラムで知れて前日に部屋のテレビのYoutubeで撮り方の勉強ができたことと、選手がよく使う何倍とか捲るとか刺すとかの用語やギア比の意味とか、あとはケイリンの位置取りの仕方を教えてもらえたことです。ありがたかったです。

IDを回収する係になり、なぜか無駄に緊張して2日目になるまでIDがきちんとあるかどうかを謎に何回も確認しました。これまでにないインカレの荘厳な雰囲気に圧倒されて1日目を終えました。

2日目:ケイリン

ケイリンはいろいろなレース展開があって、経験がものをいう種目だそうなのでほぼ全ての組を撮影しました。確かに、どこで上げてどこで位置をとるなどのことは観客席から見ていればわかりやすいのでビデオでの研究は大事なことなんだと思いました。隣でおお!いい位置!って言ってる同期の声を聞いて、いろいろ学べました。

あと、バッテリーは要準備です。バッテリーが残量4だから余裕だと思っていても、そこから2になるスピードがえげつなく速いです。

TSPやタンデムのビデオを撮って、ラップを取ってをひたすらやって二日目は終了しました。

3日目:マディソン

マディソンの前のタンデムやスプリントの1/2決勝や3~4位決定戦からずっと観客席にいて1日目と2日目同様の仕事をしました。天気予報では12:00を過ぎたくらいから大雨になるとの予報でマディソンの出走時間12:10にモロ被りするので心配していましたが、途中から晴れてきて安心しました。バンクの乾きが早いなぁと思いました。正直ビデオを撮っていると競技は全く見れなくて何が何だかあまりわかりませんでしたが、熱気は伝わりました。

スプリントとタンデムも全て撮りました。途中から横殴りの雨が降ってきてガタガタ震えながら撮っているとウィンドブレーカーを持ってきたり、またOBの方も傘をさしてくださったりしました。本当にありがとうございます。鹿児島の気候こわすぎます。サポートが選手にサポートされてるみたいな本末転倒な状態になり、サポートとしてたくさんの部員が帯同する今回のインカレのような大会は別の話だけど本来ならあまりよくないと感じました。雨でビデオカメラやカメラを濡らしたらいけないけれど、今回サポートしてくださった選手は来年、再来年はあっち側にいるはずなので普段は仕事はマネージャーだけで完結できるようにしなければいけないと思いました。とにかくおかげさまで風邪をひかずにすみました。ありがとうございました。

全ての競技の撮影が終わって観客席から帰ると全て積み込みをしてくださっていました。ミーティングをして、次の日のロードに備えて早めに宿に帰りました。ボトルを回収してテープ貼りを終えてからビデオのアップをしましたが、割と時間がかかってしまって申し訳なかったです。でも一緒にやると早く感じるから不思議です。

ここからは私の反省や思ったことです。

特にトラック競技の日は選手の数が多いぶんけっぱ、ローラー、工具類や代輪などたくさんの荷物があります。インカレは普段の試合よりもたくさんの部員がサポートとして帯同しているので経験のある先輩方が指示をくださって積み込みは早めに終わりますが、その他の試合でもなるべく指示なしで動けるようにさっさと動きたいです。指示を仰いでも何もすることがないときでもつっ立っているだけではなく、部車や他の車を整理してみたり、私物を整理してみたり、意外と時間を食うビデオの取り込みを始めてみたりと、なにかできることを探して動いてみようと思います。

ある人が私の前で、「今回は選手じゃなくてサポートとして来ていることを忘れちゃいけないから」と言いました。これは競技者とそれを支える人という異なる立場において、サポートに回った人間は普段は選手であるとしても今回に限っては最大限のサポートをしなければいけないということだと思います。選手の目線を知って私自身もなんとなくハッとした瞬間でした。ハイレベルな戦いが繰り広げられるインカレで観客気分になるのではなく、最大限のサポートができたのか、できることをすべてやれたのかを問い直すべきだと感じました。

この3日間を通して思ったことは、とにかくわからないということです。けっぱの扱いもインカレの空気感も積み込みの順番も時間管理も学ぶことだらけでした。いろいろな人にたくさんのものを与えてもらっておいて何も返せない自分が悔しいですが、まずはビデオのアップやタイム入力など与えられた仕事を処理していき、そのあとでサポート経験を増やすことでしか成長していけないのかなと思います。選手の付き添いをされているマネージャーの先輩方には尊敬しかありませんし、いつかはそれができるようになりたいと思っています。選手とマネの先輩方が眩し過ぎて自分との対比にがっかりした3日間でもありましたが、それくらいチームの皆さんがかっこよかったです。

たくさんのことを教えてくださってありがとうございました。総じて学びの多い3日間でした。連れて行ってくださってありがとうございました。

ロード編に続きます。

平石梨佐子

平石梨佐子

商学部3年

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