インカレ ロード編

(鹿児島前にやった食中毒が治ってなかったみたいで、高校3年間無遅刻無欠席で元気だけが取り柄だった時代ぶりにがっつり寝込みました。タクシーというせこい手段を使いつつも晴れて今日免許持ちになりました。以上、近況すぎる報告でした。)

4日目のインカレロードは、台風の影響が心配されていましたが変更なく開催されました。ロードレースのサポートで行ったことを書いていきます。

前日まで:コースの確認

鹿児島のロードコースを車で試走して全容の把握、先輩方は電波の通り具合を確認してくださいました。前行った時に電波の弱かった木曽村のロードコースと違って今回のコースはそこらじゅうに民家があるのでまだ電波が入りやすいのだと宇佐美さんがおっしゃっていて、指標としてすごくわかりやすいと思いました。普段の試合では試走にマネージャーが行くことが時間的に難しいことがあるので参考になるかもと思いました。

前日:ボトル準備、買い出し

買い出し…結露を拭く用の雑巾、幅6mm円径100mmの太めの輪ゴム(補給食をボトルに固定する用)と赤、青、黄の色がついたガムテープを買いました。

ボトル準備…コーラに赤色、スポドリに黄色、水に青のビニールテープを貼りました。

レース中に取った補給のボトルをボトルゲージにどんなふうにボトルを入れているのかがあまりわかっていないのですが、ビニールのテープを貼るので摩擦係数が大きくなって(?)スッとボトルが入らないというようなことが起こっていないかどうかが気になりました。もしシワとかができていて妨げになったら嫌なので慎重に貼りました。

当日の朝:出発、準備

積み込みをして朝早くに出発しました。選手村にローラーや機材を運んだあと、第2補給地点には7:15に出発しました。8:30には交通規制が始まるというのに交通規制車の姿はなく、先に来ている他大学のサポートの方も少なかったです。公民館の駐車場が想像以上に狭くて後から来たチームの車が入れず、交通整理に時間がかかっていました。補給の場所取りや補給準備に時間がかかってはいけないのでやはり早めに来ておくことが大事だと思いました。

スタート後:補給

レースが定刻通りに開始されたとの情報が入り、早瀬の補給所のコーナーを曲がってくる車が1台、バイクが2台、そしてまた車が一台見えてから大きな集団が目に入った時には背筋の伸びる思いがしました。

1周目に慶應の補給の位置を知らせました。選手が何か言っていることがあるのであまりにも大きな声はNGでした。2周目の中盤から大粒の雨が降ってきてカッパを着ましたが、よく考えてみると私のカッパは半透明でした。赤色のアップジャージが微妙に見えないので次は透明のにしようと思います。ちょうど小降りになってくれたのですぐにカッパは脱げました。

1周回40分前後で回ってくる選手の方々の動きを逐一LINEで確認しながら補給の準備をしました。右手に水を、左手にスポドリを持っていることを何度も確認して手を伸ばしました。大集団が来る時は怖くて手を引っ込めたくなりますがひたすら我慢しました。あのきつい坂で選手がわざわざ上体を起こして補給をとりに寄ってきているので、絶対に失敗することはできないと思いました。何度も結露を拭いて渡しましたがうまくできたかはわかりません。あと、経験を積んでいる先輩マネージャーの偉大さを思い知りました。選手がどのタイミングでどの補給を取ることが多いとか、これくらいしんどそうだったらコーラを取るかもとかそういったことを教えてくださいました。そもそもこんなに経験の浅い私がインカレのロードレースで補給に立つなんてとんだ場違いだとは思いましたが、せっかくこんなにいい経験をさせていただいたので次にいいイメージを持って帰りたいと思います。この舞台で補給を渡すという経験を積めたことはとても幸せでした。

補給食…ジェルは封は切らない、ウィダーは一回開けてから締める。わらび餅や羊羹はエネルギーに変わるのが遅いので序盤に、ジェルはすぐエネルギーになるので終盤に。人工甘味料を使用することででカロリーを抑えたスポーツドリンクはエネルギーを取るために飲む選手の目的には沿っていない場合がある(アクエリなど)。ゴムでジェルを固定する場合は取りやすいようにボトルのくびれ部分にゴムを巻く。ジェル単体、ウィダー単体で渡せるようになる。以上が先輩や監督に教えていただいたことなので覚えておきます。(備忘録です。すみません)

あと、共用のボトルの中には大きいボトルと小さいボトルがあって、どのボトルにドリンクを入れようかと選ぶ時に、軽量化の意味なら小さいのがいいだろうけど、保冷剤も入ってて内容量も大きいボトルの方がいっぱい飲めるし冷えたままだしいいのかなどとよくわからないことを考えてしまいました。渡された時に綺麗なボトルだとちょっと気分が上がるとおっしゃっていたのを思い出して、綺麗なやつから優先的に渡せばいいのかな、意外と大きい方のボトルは細いしくびれもあるから背が低い方と内容量は変わらないのかななどといろんなことを考えてしまいました。

ゴール後:撤収

補給所の交通規制が解除されてから選手村に移動しました。すでに撤収作業が始まっていました。いつも先輩方がてきぱきとやってくださっている積み込みは本来下級生が中心になってやるべきなのに春学期は積み込みあまり行けなくてすみませんでした。反省しています。秋学期はいい感じに必修が固まっていて良い時間割の組み方が出来そうなので普段のバンクや大会のための積み込みに積極的に参加し、先輩方がいなくても完璧にできるようにしたいです。

今回もいつもの如く何の経験もない私を連れて行ってくださってありがとうございました。やっぱり自転車が好きです。先輩方や同期からもらったものを返せるように早く一人前になれるようこれまで以上に精進いたします。尊敬する先輩マネ真由子さんに頂いた手紙は帰りに読みたくなったけれど人前で泣きたくなかったのでやめました。4年生の先輩方が引退なんて信じられない気分です。盤石なサポート体制を作るためにやってくださったことはこの目でたくさん見れたし、ドライブにも残してくださっているのでこれから何回も大切に読み返して真由子さんのようになれるように頑張ります。本当に皆さんからはたくさんのものを学ばせていただきました。ありがとうございました。

以下は私のひとりごとです。補給地点は坂であることが多くて、スピードが遅くなるので選手の顔がよく見えます。自転車は後ろには進まないので当たり前かもしれないですが、じっと前を見てペダルを回し、きつくなって一回顔を下げたとしてもまた顔を上げて進むその目つきがすごくかっこよかったです。

「苦しい、もう止まってしまいたい。そう思った瞬間からの、一歩。」

わかる人にはわかる、ある漫画の言葉です。知っている方はいらっしゃいますか?本当に長い時間を走るロードレースを間近で見ていて思い出しました。限界から一歩踏み出すということは容易くなくて、私なら辛ければ止まってしまうのに当たり前のようにペダルを踏みつづける姿勢を今回に限らずいつも尊敬しています。書いていて恥ずかしくなってきたのでこれでやめます。なんだかこの大会を通して私まで元気をもらったような気分になって、明日からも頑張ろうと思えました。ありがとうございました。

平石梨佐子

平石梨佐子

商学部2年

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