試合結果報告 〜4年間の感謝を込めて〜

2周でdnf

文章力が乏しいので非常に読みにくいブログだと思います。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

非常に呆気ない形で最後のインカレが終わってしまった。レースが終わった時は悔しさや情けなさを感じたけど、これが現時点の自分の実力であったと思う。

レース開始まで…

当日は5時に起床、前日は珍しく寝つきが悪かったので眠たい目をこすりながら朝食をかきこんだ(パパッとライス×2、あべかわ餅半パック、バナナ、フルーツジュース)。5時50分ぐらいに下に降りるとすでにサポート陣の方々によって積み込みが完了されていて(当たり前のように積み込みを終わらせてくれているけど本当にありがたい)、6時過ぎに宿を出た。

6時40分ぐらいに会場に着き、トイレを済ませた。7時15分あたりからローラーに乗り始めた。2日間は自転車に乗らずに足を休ませたので、アップはいつもよりも念入りに行うことを意識した。体育館の湿度が凄く、結構汗が出た。レース開始前にたくさん汗を書くのは嫌だったので、少しアップの強度が落ちてしまった。

ボンジー君と検車を済ませ、少し経ってからスタート地点に向かった。スタート15分前ぐらいに到着し、集団の10分の3ぐらいの場所に位置することができた。

1周目解説…

スタートはローリングではなくマスドスタートだったので、スターターの合図直後からみんなが前に前に上がろうとしていた。出走人数が155人と多かった、かつ雨も結構降っていたこともあり、自分は位置どりを気にするのをやめて自分のペースで落ち着いて走ることを最初の1分ぐらいは意識した。上りが始まってからは位置を落としてしまい(まあ最初は確実な走りをしたかったので少し位置どりが下がったのは正直仕方なかったと思う)、集団後方で上りを終えた。上り自体のペースは全然想定内の範囲だった。そこからとりあえずエネオスのガソリンスタンドがある交差点まではゆったりペースで走りやすかった。周りを見回したところ、いつもの学連のレースで終盤までは確実に残るような選手が自分と同じ位置で走っていたこともあり、なんとなくこの位置をキープしていればとりあえずは大丈夫だろうという謎の自信を持ってしまい、後方の位置で完全に待機してしまった。今後悔したところでただのタラレバなのだが、ペースが緩かった地点で足を多少削ってでも前に出れていれば、もう少し違う結果になっていたかもしれない。ただあの時は前に出るよりも、とりあえずは後ろで足を休める方が賢明だと判断してしまった(まあどちらの判断を選ぼうと、自分にもっと脚力があれば集団にへばりつくぐらいの走りはできたと思う…)。早瀬あたりからペースアップが始まり、徐々に集団が縦長になっていった。この時点で普通に辛かったが、去年のインカレのペースアップに比べれば少し余裕があり、とにかく強い気持ちを持って集団の後ろにへばりついた。下りに入る前に集団のペースは緩むことはなく、縦長の状態で下りが始まった。正直1周目は集団が落ち着いた状態で下りに入ると勝手に想定していたので(何故このように決めつけていたかは正直謎だが、あの時はそのような判断をしてしまった)、集団が縦長状態で自分がほぼ一番後ろにいるということはめちゃめちゃまずいなーと思いながら下った。何回もコースを走ったこともあり、下りはいつもよりもだいぶロスなく走ることができた。ただ坂の終盤の方で落車が発生したこともあり、何度か減速せざるをえなかった。下りの終了地点の近くでがく君と合流し、自分が後ろにいることを伝えた。最後のブラインドコーナーの後に視界が開けて集団との距離が確認できたのだが、集団はもうすでに見えなくなりそうなぐらい遠くにいた。岳が後ろにつけと合図してくれたので、後ろについて集団を追った。本当に頼もしい後輩だなと感じたと同時に、本来先輩が前を引かなければという情けない思いだった。まあそんなことを考えるのは一瞬で、とにかく必死に岳の後ろにへばりついた。他大の選手をたくさん抜かしていくうちに、脚がある選手ががくの近くに寄ってきて、気がついたら5人ぐらいで集団を追っていた。しかし自分はそのペースについていくこともできず、気がついたらがくが率いるリトル集団からもちぎれていた。ただがく君の爆速引きのおかげで集団との距離を確実に縮めることができたので、一人になってからも色んな人に声をかけて協調体制をとった。5人ぐらいの選手とローテをし、2周目の上りに入る前のコーナーでなんとか集団に戻ることができた。

2周目解説…

なんとか集団に戻りかけることができたものの、すでにオールアウトしかけていた。集団の上りのペースは非常にゆっくりだったものの、辛すぎてついていけなかった。集団との差が徐々に開いてしまい、気がついたら完全に集団が視界から消えていた。上りを終えたところでおそらく集団からすでに3分ぐらいの遅れをとっていたが、諦めるのは嫌だったのでひたすら全力で踏んだ。走っているうちに5人ぐらいのグルペットができ(自分を中心に声かけできたのはよかった)、みんなで30秒ぐらいのローテーションで回した。とはいえ集団には追いつけることはできず、おそらく集団と10分差ぐらい離され2周目を走りきったところでdnfとなった。

レースを終えて…

(反省点)非常に呆気なく最後のレースが終わってしまい、レースが終わった後は悔しいさはもちろんだが、自分の走りに対しての虚しさ、もうこのチームで自分の選手としての活動に区切りが来てしまった事への寂しさなどの様々な感情がこみ上げてきて、一人で泣いてしまった。また、宿でのミーティングの時も感情がこみ上げてきてつい涙してしまった。だがしかし、自分の中ではたじーさんがミーティング中に言っていた「お前は本当に泣くほど努力したのか?」というお言葉が今となっては自分の中ですごく響いている。この1年間、そして4年間を通じて、自分は自転車のために多くの時間を費やし、自転車に対して真摯に向き合う努力をしてきたつもりだ。特に最後の1年間は、1日1日を大切にしながら活動することを意識した。しかしながら、これまでの自分の部活への向き合い方を今一度冷静に振り返ると、欠如していたものが多く、このような結果になってしまったのは当然のことなのかもしれない。毎回の練習で本当に自分の全てを出し切れていたのか?150km以上にもなる過酷な学連のロードレースと同じあるいはそれ以上の負荷の練習を何回こなしたのか?限られた時間の中で効率的に強くなるためにどれだけデータや自転車の知識などをスマートに活用したか?苦手な集団走行やコーナーを克服するために本当にやるべきことをやったのか?自分だけでなくチームが強くなるためのアクションをどれだけ起こせたのか?自転車の練習をきちんと確保するために計画的に就職活動を行っていたか?日常生活でもっと自転車が強くなるために行うことがあったのではないか?

具体例を挙げれば残念ながらきりがないが、とにかく足りていないことが多すぎた…。4年間部活動に自分の全てを捧げることができ、悔いがなく過ごすことができました!と思いながら引退するのが一番好ましいが、自分の場合は自転車に対しても更には人間的な部分でもまだまだ足りていない部分が多すぎる。そういう意味では自分はあの場所で本当は涙する権利はなかったのではないかと思ってしまう部分もある。ただ涙をするだけでその場で悔しがるのではなく、今回気づくことができた欠如している部分を次のステージで克服することができる人間を目指したい。自分はこのインカレで競技として乗るのは最後にしようと決めて挑んだので、今後は自転車以外の何かを通して行っていきたいと考えている。

②(良かった点)まだまだ足りていないことが多いと気がつかされ、反省も多く残るインカレであったが、この4年間を通して得ることができたものはもちろんたくさんある。まず一つ目は、大学4年間の中で自分が本気になれるものに巡り会えたことだ。正直なところ自転車を始めた当初はここまで自転車に本気になるとは思っていなかったし、自転車を通して日々試行錯誤できたことは本当に尊い時間であった。最初の頃は部員のみんなから上りで完全にちぎられてしまうぐらい弱かったが、練習を続けることで自分の限界を突破し、徐々に強くなっていることを実感しながら自転車に乗った時間は心の底から楽しかった。先ほどの欠如している部分で書いたように、努力の質や継続する力が足りていない点もあるが、4年間を通してコツコツ練習を積み上げることができたことは今後の財産になってくると思う。2つ目は、素晴らしいチームの下で4年間を過ごすことができたことだ。文章にすると胡散臭いが、多くの人の支えがあったからこそ自分は競技に没頭できたし、自由な雰囲気を尊重しながらも高みを目指すこのチームのみんなが好きだ。自転車は個人競技の側面が強く、どうしても自分のことにだけに目が行きがちだがが、チーム全体のことを考えながら動ける組織であることは慶応チャリ部の大きな強みだと思う。また、よい意味であまり気を使わずに接せることができる関係性を築くことができたことも嬉しく思う。少し気持ち悪い話になるが、自分は結構最近まで、寝ているときに部活関係の嫌な夢を見る場合は高校野球部の内容がほとんどだった。しかし最近は、嫌な夢のほとんどはチャリ部のものになった。チームに染まることができた証であると個人的には感じている。とにかく最高のチームの一員として、慶応ジャージを着て戦うことができたことを誇りに思う。

今後のチームについて

随分と偉そうになるけど、このチームに対して自分なりの意見を少し物申す(今から書くことは自分自身も全然できていなかったので偉そうに言えることではない)。自分が入部した頃に比べると、このチームの実力はものすごく上がってきているし、組織として強くなろうとする体制も確実に向上してきていると思う(もちろん歴代の先輩方のご尽力があったからこそ今があるということを忘れてはいけない)。しかしながら、宿でのミーティングでもみんなが話していたように、後輩のみんなが目標達成をするためにはもっともっと強くならなければならない。強くなるために必要な要素は複数あると思うが、部内同士でもっとバチバチに意識し合いながら切磋琢磨することが大切なのではないかと感じている。もちろん毎回の練習でレース走をやるわけにはいかないが、今よりもレース走の機会を増やし、各々がコイツだけには絶対に負けたくないという空気感を作ることは非常に大切だと思う(もちろん安全には十分配慮した上で)。また、実力で班を区切るのではなく、下級生と上級生が混じったグループで走った方がより刺激的になるのではと感じている(柿木さんが仰っていたハンデ制などを使うのも有効だと思う)。またレース走に限らず、とにかく日々の練習や日常生活からバチバチに意識しあってもらいたい。目標を達成するには、他大学のスポ薦の選手以上の高い意識を持って練習をこなさなければならない。正直このモチベーションを1年間継続して保つことはすごい難しい(反省点で述べたように自分はできなかった)。だからこそ、チームみんなでもっともっと意識し合う関係性を築くことで、今よりも一人一人が強くなってもらいたい(自分はもっとたくさんの部員とバチバチすればよかったなぁと後悔している)。今のチャリ部の部員同士の関係性ならできると信じている。 まあ意見するのは非常に簡単で、これを実際に行動に移し、さらには継続することが本当に難しいですよね…

岳や西村を中心に、練習の目的が具体化されることで質が上がり、以前よりもチームとして強くなってきていることは間違いないので、来年こそはみんなが目標達成してくれると信じています!

終わりに

自分が掲げた目標のほとんどは達成することができずに終わってしまったが、多くの皆さんのおかげで4年間走り切ることができました。

先輩の皆さん、本当にお世話になりました。自転車のことは本当にさっぱり分からずに入部した自分に対して様々なことを丁寧に教えてくださったり、時には厳しくアドバイスをしていただいたり、機材の補助をしていただいたり(特に石井さんにはたくさんのものをいただきました)また練習以外でも優しく接してくださったりなど、先輩方のおかげで充実した時間を過ごすことができました。

4年生の  人数も多い&種目が違った&各々が良い意味で違うベクトルを向いているという面白い代だったので、みんなで集まることはほとんどなかったけど、共に4年間戦うことができてよかったです。真由子ちゃんは、自分も含めて変な奴がたくさんいる代だったけど4年間ありがとうございました、今ではきちんと学年のライングループがあることを嬉しく思います笑笑   みんなで卒業旅行に行けたらいいですね

3年生のみんな 自転車が強いだけでなく、とてもしっかりしているのでいつも部のことを任せっきりにしてしまいました、申し訳ないです。さらなる高みを目指して強くなることを期待しています。また、最後のミーテイングでも述べたけど、ディエゴとシミタクは自分が果たせなかった完走という目標をぜひ果たしてもらいたいです(もちろんそれ以上の結果を残してくれたらなお良い)。これは完全に自己満な考えかもしれないけど、大学から始めた選手が全国大会の舞台で結果を残すことは、慶応自転車部がチームとして強くなった一つの大きな証になると思っています。みんな就活もあって大変な1年になると思うけど、1日1日を大切に頑張ってください!ポンコツの私でよければいつでも相談してください。

2年生のみんな 様々な意味で君たちはとてつもないポテンシャルを秘めていると思います。人数が少なくて大変だとは思うけど、その才能を爆発させてください!また山田くんの舞が見れる日が来ることを楽しみにしています…

1年生のみんな   一緒に活動した時間は短かったけど、フレッシュなみんなからいつも元気をもらっていました。大学から始めた子たちは自分が1年生の頃よりも圧倒的に強いので、これからどんどん強くなってください。1年生時にきちんと乗り込むことは本当に大切だと思うので、質ももちろん大切だけどとにかくたくさん距離を乗るべし! 秋田くんは持ち前のニヤニヤを武器に頑張れ!

マネージャーのみんな    自分たち選手が見えないところで多くのことをこなしてくれているおかげで、いつも何不自由なくレースに臨むことができました。自分は全くもって皆さんの頑張りに結果で応えることができませんでしたが、ありがとうございました。

宇佐美監督、OBの方々

レースでどんなに酷い結果を残そうと、いつも非常に丁寧かつ的確なアドバイスをしていただき本当にありがとうございました。レースでの走り方や技術的なアドバイスをいただけることは自分にとって貴重な機会だったので、日々の練習に活かさせていただきました。また、残念ながら直接お会いする機会があまりなかったOBの方々におかれましては、日々のご支援のほど心より感謝申し上げます。

非常に長いブログになってしまったが、ここまで読んでいただきありがとうございました。国語力が非常に低い&言葉で表現するのが難しい部分もあるからみなさんに伝わったかは少し心配です。

4年間ありがとうございました!そしてこれからもよろしくお願いします!

Slamat Jalan!(締め方がよくわからなかったので、得意のマレー語でお別れとします!)

P.S アイキャッチの画像は自分が一番好きな写真です(確か山さんもこの写真がお気に入りだったはず)、エモーショナルに仕立ててみました笑

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