JBCF群馬

(忙しい方が読み飛ばせるように先に言っておきます。申し訳ありませんがレポート並に長いです。4000字は超えます。)

9/23-24にかけて行われた群馬CSCでのロードレースに帯同しました。実は皆さんがよく心臓破りの坂とか仰っている群馬のこのコースに行けるのが単純に楽しみでした。

21日まで:ブログ漁り

一昨年のインカレロードで使われたというこの群馬CSCはこの時期非常に寒く、低体温症が続出し完走率も高くなかったという話はどこかで聞いていました。だから、何か情報がないかなと思って過去の先輩方のブログを漁りました。ホットクリームを持ってきたとか、温かい飲み物を用意したとかいう話が載っていて余計不安になり、もっと早くから対策を考えておくべきだったと後悔しました。

22日:出発

ホットクリームなんて売っている場所さえ知らないし、なんならブログを読むまでそんな画期的なものがあることも知らなかったし、保温ボトルも家にある分しか用意できなかったしということで大急ぎで100均に行って小さめのバスタオルを数枚買ってきました。

カイロと防災用保温シートが部車に積んであるし大丈夫かと思っていました。(この時点では)(部車の大掃除をした時に降ろしたのか、袋一式行方不明になっちゃいました)

積み込みをして、出発した頃に低体温症についてのさらなる追加情報を得て恐ろしくなりました。2年前のインカレでは選手ががたがた震えていて怖かったとか、本当に死んじゃうかと思ったとか、医務室のストーブの前で着替えたとか、やはり事前にもっと情報を集めておくべきだったのに、、

即席低体温症対策として先輩に教えていただいたことは

①体が冷えた選手がいち早く車に乗り込めるように車内を整理しておく

②選手の着替え、タオル、防寒具、靴はすぐ出せるように持っておく

③上着などは濡れないように保管する

④アップジャージとかでもいいから余計に持っていっておく

ことです。大きめの保温ポットや防災用保温シート(今は2枚しかない)、カイロ(多分探せば大量に入った袋がある)、大きめのタオルはこれから寒い季節のレースでは持っておくべきだと思いました。何事もなくて本当に良かったです。

23日:レース1日目

宿を5時半に出るということで、早めに起きて出番がないことを祈りながらお湯を準備、積み込みをして会場へ出発しました。

ホワイトボードにタイムスケジュールを書いて時間を伝えながらローラーとかを出し、試走に行く選手を見送って自分も出走時刻に合わせてテントを出ました。今回の試走はコースインの時間に制限がかかっていたので気づいていなかったら選手にとってマイナスになると思ったので、前日にコミュニケをホーム画面にしました。私は数字覚えるのが苦手なので先輩の方法を真似しました。ギア比とか、聞いても3歩歩くと忘れちゃいます。

JBCFのレースの勝手がわからず、一旦別の場所で集合してからスタート位置までみんなで移動し始めてびっくりしました。

E3: 6km*7周 スタート時16℃

前述の“一旦別の場所“でウィンドブレーカー類を受け取りスタート位置に並ぶ選手の見送りをしました。

この時点で気温は16℃、冷たい雨が肌に刺さり体感気温はそれよりはだいぶ下がるような気候でした。出走人数が多いと傘を差すにも手が足りず、もどかしい感じではありました。

補給がないので坂を登り切ったところで待機していました。写真を撮ってはみたけれどシャッタースピードが遅い上級者モードになっていたらしく何が何だかわからない写真しか撮れず申し訳なかったです。途中でタイム言えたら言ってと言われたので実況の方の読むタイム差を、それがなければ手元の計測で叫びました。あっという間に時間が過ぎてゴールする選手をタオルと水を持って迎えにいきました。この時点で大体9時でした。思ったより寒くなかったらしくて安心しました。このレース中雨は全く止みませんでした。

E2: 6km*9周 スタート時19℃

E3の時とは違ってスタート位置でウィンドブレーカー脱ぐとのことだったのでスタート位置に行きました。

普通にコース内に入って受け取れるのかと思いきやなんかSHIMANOって書いたテープが張ってあって(!?)ってなってしまい、西村さんにチャリを置いて歩かせてしまって申し訳なかったです。すみませんでした。なんとか2人分受け取れたのでよかったですがこれはダメだなと思いました。他のチームもサポートの人がテープを跨いで受け取りに行ってはいたけれど、E3の時みたいに出走人数が多いとスタート数分前にスタート位置に移動する選手を追いかけて、その位置から選手を探してその数分内に全員分を回収するのは難しそうです。単純に選手の姿を探している時間がないし、チャリの間を縫って受け取りに行くのも真ん中の方だとキツそうです。

でもあまりに寒いとスタート直前まで体を冷やしたくないだろうし、でも受け取り間に合わないとか受け取り漏れてたとかあったらまずいことになるしということで何が正解だったかは正直わからないですが、今回出走前の選手に迷惑をかけてしまったことは反省しています。場慣れがないとこうなるということです。場慣れってどれくらいで形成されるのでしょうか。なんだか遠い道のりになりそうです。

寒いし距離短め(?)だから補給は立たなくていいとのことだったので観戦していました。

写真の出来は、カメラを初心者モードに変えてもらってマシになりました。

逃げができたり、吸収したりといったレースの動きやタイム差は、やはり選手の方が把握しているし伝える能力が高いなぁと思いました。距離長めのレースだと特にそういう情報があってほしいと後でおっしゃっていたのでできるようにしたいです。私の声より実況の人の声の方がマイク使ってるし通るのかと思っていたけれど、聞こえないとおっしゃっていてそうなんだなぁと思いました。マルチタスクできるように頑張ります。

この日は5:30に宿を出たのにゼッケン貼ったり試走したりしていたら時間が割とありませんでした。こまめに時間を伝えること、早くアップできるようローラー早く出すこと、ゼッケン早く正確につけること、試走の有無を確認すること、補給の有無を確認すること、試走後すぐスタート並ぶか確認すること、スタート直前で預かって欲しいものがあるか確認すること、体調確認することなど、行ってみなきゃわからないこともありました。

いらないかと思いつつ買った共用の水は意外とあったら使ったので帰りのスーパーで2本くらい買いました。

防災用のアルミシート、家にあったので一応持ってきたけれど本当に暖かいのかなとか思っていましたが、JBCF本部にもらったマツケンサンバを彷彿とさせる金色のアルミシートがとても暖かかったそうなので、追加で買ってもいいかもしれません。

24日:レース2日目

前日と同じく5:30の出発、お湯を用意して車に乗りました。前日の予報では雨10mmでしたがそれほど降っておらず、気温も上がっていました。前日のうちにゼッケンを貼っていたようで、時間に余裕ができました。

E3:6km*7周 スタート時19℃

前日と同じ位置でウィンドブレーカーを受け取って、見送り。前日より出走人数が大幅に増えていて事故が起きないか心配でした。予備機材が必要かどうかは、きちんと聞いておくべきでした。すみませんでした。

レース中はタイム差を読んだり、写真を撮ったりしました。タイム読みの声が聞こえていたかどうか後で聞くと、◯分◯秒っていうフレーズのうち、◯分の方が聞こえにくいみたいでした。よく考えてみるとIPとかよりは言わなきゃいけない言葉が長いし、集団だと他の人の声や自転車の音や群馬だとドリフト音も聞こえるしで言葉が聞こえにくいのは当然なので、何か工夫が必要だと思いました。滑舌なのか声量なのかヘルツなのか緩急なのか…なんでしょうか…

E2:6km*12周 スタート時19℃、太陽出ると21℃

前日の予報とは裏腹に太陽が出てきて途中一瞬暑くなりました。補給はいらないと聞いていたのですが、気温が上がると何か欲しくなるかもしれないとアドバイスをいただいたので補給のリストバンドと水とボトルを調達しに戻りました。

一応水持った手をゆらゆらさせてみましたがあれだけの人数の中だと気づくのは難しいだろうなと思いました。割と最後まで集団が解体されなくて取りにくるために位置を変えるのも難しそうでした。でもこの気温だったら補給いるかなとか臨機応変に考えることは必要だと思いました。やっぱり実走を積んでいる選手はそういうところに気づけるんだなぁと思いました。

レース終わりにコーラあった方がいいとかも、私は実際走ったことないからわからないので、勉強になりました。

撤収

JBCFはフレームプレートや計測タグを返さなきゃいけなくて、ゼッケンは2日間統一で、などほかにも色々違うことはありました。諸々のことに注意しつつ、積み込んで日吉へ到着。

これから考えないといけないのは寒さ対策とSNSの運用です。寒さに関しては先輩方の色々な経験談を聞いて&ブログを漁って情報を集めたいと思います。SNSですが、インスタのストーリーのアナリティクスによるとフォロー外からのリーチ数がどの投稿も平均して5とか6とかでした。(昨日の時点で)これから運用を考えていく上でいかにフォロー外の人に情報を届けるかが重要になってくると思います。

日吉で探すもの&調達するもの:カイロと保温シートが入った袋、ホワイトボードマーカー、部車に積んであったゴミ入れるための袋、保温ポット

そういえば、スタートとゴールの瞬間をどちらも見たのはこれが初めてでした。しかも群馬CSCは坂の登りきったところに待機していると坂の終わりとS/F地点どちらからも見ることができるので幸せが2倍です。スタートの緊張感もレース中の気迫も均衡を破るゴールスプリントの真剣さも全部伝わってきました。とてもかっこよかったです。

初の群馬CSCで、逆周回で、慣れないJBCFで、ただでさえ経験少ないのに至らぬ点が多くあって申し訳なかったです。こんな感じのことを何回も書くのも嫌なのではやく成長します。

今回も運転ありがとうございました。実りある二泊三日になりました。いろんなことに気を配って、いろんなことを考え続けなければならないと実感しました。連れて行ってくださってありがとうございました。

p.s.久しぶりに家に帰ると、意味のわからないものが食べたくなったりします。アイスが食べたくて帰りにスーパーに入ったのに、パイナップル丸ごと1個が特売になっており無意識のうちに購入。でかいボストンバッグと鞄二つを持ちながらパイナップルを持って帰る道中は恥ずかしかったですが、帰って切って食べると幸福度が爆上がりしました。終わりよければすべてよしということで、この長い長いブログの締めとしたいと思います。

平石梨佐子

平石梨佐子

商学部3年

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