国体ロードとオフシーズン開始

2022/10/09 国体 17.5km×7122.5km

DNF(ラスト7kmで打ち切り)

大学入って初めて、ロードレースが楽しくて仕方ありませんでした。とりあえずこの感覚を知れただけでも、折れずにロードもやってきてよかったと思えました。

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インカレ後、慶應というよりも山形県民として、部活から少し離れて練習させてもらった。インカレ後あまり部活に顔を出せていなくてすみません。でもブログとかストラバとか試合結果とかちゃんと全部見てます。健三くんはOPNで昇格を狙わないでください()

9月は、「ロード>ポイント=団抜き」の力の入れ方で練習をした。山形で1人で練習をできたこともあって、ノンストップで走り切るという練習をしつつ、FTP域もしっかり稼いだ。Vo2以上の()高強度域は脚が全く追い付いていなくてあまり稼げなかった。ただ国体合宿あたりからブチ上がってきている感覚があったし、練習の完遂率も上がってきたので9月の練習としてはとてもいいものになったと思う。

国体の団抜きもポイントも結果は悪かったが、脚の感覚は良かったし、予選に落ちたためロードに集中することができた。

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那須は4度くらいまで気温が下がる日もあって、ロードの日の天候が心配だったが、結局雨も降らず、暑すぎず寒すぎずの最高の天気だった。アップもしっかりめにやって、スタートラインへ。3列目でいい位置。

目標は楽しんで走ること。完走はしたいけど、どちらかというと入賞したいという気持ちで走った。

自分の中でのルールとしては、自らはアタックは打たず、基本的には誰かのアタックについていくか、落ち着いた集団からの追走に乗るかということにした。

1周目 

逃げを決めたい人とそれに乗りたい人、行かせたくない人がいっぱい居てペースはガンガン上がった。自分も逃げには乗りたかったので先頭付近まで上がって行けそうなタイミングではしっかり行くようにした。2度ほどアタックの動きに乗り、集団から離れたが、普通に吸収された。

記憶が曖昧だが1周目後半から2周目の前半くらいに逃げが完全に決まった。

2周目

そういえばツーランを飲んでいなかったことを思い出して、補給のために後ろに下がった。1周目でかなり動いたので休憩もした。

ここら辺から、自分が絶対前にいなきゃいけない区間と、別に後ろにいてもいい区間がわかるようになってきたので、メリハリつけて前に行ったり、後ろに下がったりした。

3周目4周目

逃げとの差は40秒程度で推移していたが、4周目の終わり?で吸収。そしてまた仕切り直しのタイミングでガンガンペースが上がった。個人的にはこの仕切り直しのタイミングでどうにか逃げに乗りたくて、先頭まで上がってガシガシやり合った。三重県民(山本兄弟)奈良県民(河野さん岩田くん)和歌山県民(岡本さん仮屋さん)らへんが脚があって(当たり前)、積極的に動いている感じだった。2人揃っているチームと特に脚がある選手を起点にアタックが永遠に繰り返されていた。ここら辺から人数がポロポロ減り始めた印象だった。自分も一回脚がピキついたが、一気に攣らないように休めるところは休んだ。

5周目

前に前にという動きがとても多くてここでも人数が減ったし、集団もかなり伸びてきていた。ここで10人ほどのパックで一気に抜け出せるタイミングが来て、自分も頑張ってそれに乗ることができた。メンツはもちろん最高で、これに乗ってしまえばいいところまでいけると思い飛び乗った。ただ、その後すぐに後ろが追いついてきて振り出しに。個人的にはここで力を使い果たしてしまった。

6周目

もう脚はほぼなくてかなりキツい状態に。少しペースが緩まっていたので、残り4km()地点くらいにある、最後の1分ほどの激坂区間に入るまでに極力位置を上げて、垂れながらもへばりついてその区間をクリアしようと目論んだ(個人ロードの西村戦法的な)。しかしラスト5mくらいで頑張りきれず集団から溢れてしまった。この後の展開はどうなったかわからないが、ここで千切れていなければ完走はできたのかもしれない。だけど、ここで無理にダンシングしたら攣っていただろうし、あれが脚の限界だったので、なんの後悔もない。

7周目

ペースで1人で走って完走を目指した。正直完走できると思っていたが、最後の最後、残り7km?くらいでアウトだった。なんでやねんと思ったが、逃げてたまさきさんからは確かに5分経っていたかもしれない。自転車から降りた瞬間盛大に両足が攣った。全て出しきれて満足でした。

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今回は、集団前方でレースを展開できたし、今何が起きていて誰が逃げているのか等、全てを理解しながら走ることができた。結局上位はエリートの選手たちだったので、同じコースでもU23しかいなかったら違った展開になるのかなとか思った。

とにかく、今回のレースは脚を使わせられているんじゃなくて、脚を使っている、使わせている感覚を初めて味わえてすごく楽しかった。

反省点としては、アタックの見極めとか。これは難しそう。そして、補給。3周目でボトルの中身がなくなっていたので補給しようとしたが、補給地点は全くスピードが落ちない上に、アタックがかかりやすい場所だったため全く受け取れなかった。今回は涼しかったこともありボトルのことを考えていなかったが、結局最後まで受け取れず、計600mlほどしか水分を口にできなかった。そのせいで脱水症状?になりかけて手の指が攣ったりしてしまった。最後下された時にポカリを1.5Lがぶ飲みできるほどには水分が不足していた。後半になるとボトルをもらうだけでも疲れるので、前半からもっと意識しなければならなかったかも。

あと、脚を使いまくる、使い切る練習をもっとしたいなと思った。柿木さんもおっしゃっていたが(自分は聞いてないので議事録ベース)、脚を使い切るって大事だなと思った。特に今回は実質的なゾーン1の時間が少なく(下のデータも下りと7周目が入っているので本来はもっと少ない)、ゾーン6以上が異常に多かった。自分はこういうゾーン3以上のずっと踏み続けるみたいなコースは得意だが(木曽村とか)、今年はそういう練習があまりできていなかった気がする。宮ヶ瀬もあまり行けてないし。全体練の前に脚使うとか、疲れた後にV行くとかそういうので補いたい。

ダラダラ書いてたら長くなってきました。

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やっぱり、国体は他の大会とは全く違う雰囲気で最高でした。歓迎されてる感もすごいしね。

まあとにかく、今回山形県の国体メンバーで走れてとても楽しかったです。自分が高校生の時に一緒に出場したメンバーは誰もいなかったけれど、今回は全く違うメンバーでいろいろな人と喋れて楽しかったです。自分が山形県にポイントを入れるという目標は叶わなくて悔しいけれど、またどこかで山形に貢献できればと思います。自分の中では今年が人生最後の国体と決めていたけれど、来年のことはまた来年に決めるということで。岩本が、来年も団抜きやりたいとか言うならちょっとは考えることにしよう。

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とりあえず今シーズンのレースはこれにて終了。苦しいシーズンだったけれど、結果を出したい時にはそこそこの結果は出せたし、不満足ではないシーズンでした。でも、本当はもっと上にいるはずだったので、来年こそはそこそこの結果ではなく最高の結果を得たいと思います。

とりあえず10月は心と体を休めつつ、オフシーズンのベースのベースを作るつもりです。何より健康第一で頑張ります。

佐藤 岳

佐藤 岳

向上無限

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