チャンスは準備された心に降り立つ【木祖村2days】

アイキャッチ、空のボトルをマネの誰かに渡した時な気がする。ナイスキャッチだった。

1年生のかつらおから3年ぶりのステージレース、Gent-Wevelgemから1年2か月ぶりのロードレースだった。思ってたことをそのまま書いたら長いのでいい感じに読み飛ばしてください。

2023/05/20

day1a ITT

余裕のないスタートになってしまった。プラン的には最後の登りまでを5倍でこなして最後にあげる予定だった。あまり試走をできなかったのでコーナーを攻めることはできなかったが、途中まではいいペースを刻めていたと思う。

が、恐れていたチェーン落ち。一回目は乗ったまま上手く直せたけど、2回目はこんがらがってしまい、バイク交換。タイムは狙えないのでそのまま流してフィニッシュ。今回はタイムアウトがなかったから良かったけど、タイムアウトになってしまうタイム差だった。走らせてもらえてありがたい。

・反省

準備不足、なのはわかっていたことだけど。TTバイクを利根川使用にしていたので、チェーンが何度も落ちてしまったが、このレベルだと利根川でも同じことをしてしまいそう。チェーンガイドをつける。また、アップ不足からか心拍が非常に高くなってしまった。部車に機材を積んでいるなら部車が遅刻する場合、自分も困るのだからほかの車の出発時間も自分の責任領域として考えるようにしたい。

day1b 75kmくらい 11位?

目標は

・ロードレースの感覚を取り戻すこと
・現状確認
・完走

の3つ。

ローリングが長くて集団全体が集団で走る感覚を思い出してからレースが始まったのはありがたかった。解除後、脚を使いつつ前に。コースがクネクネしているため、集団を縫うように位置を上げるのは難しいが、クネクネであるが故にコーナー毎にアウト側が空くので、登り以外全く前に上がれないわけではなかった。

2,3周目あたり、一番きつい登りでアタックか中切れかわからないが、強者揃いの集団が先行していたので、気合いでブリッジして8名程度の逃げ集団に入ることができた。ただ、その後のTTチャンプの引きが恐ろしく強く、脇腹を攣ってしまい、半周でサヨナラした。

強度が高かったのもだが、脚を止めずに踏み続ける練習をできておらず、逃げに乗るには実力不足だったと思う。脚を緩めて回復させながら集団に吸収されたが、有力チームはほぼ逃げにメンバーを乗せており、集団のペースはあがらず、そのまま勝ち逃げになった。

自分は集団を牽引できるほどの余裕はなく、周回を重ねることに徐々に脚が重たくなっていくのを感じた。試しに集団内を前後に泳いでみたが、集団前方でも後方でも脚へのダメージ的には大差なかった。

ただ、細かなアップダウンでの踏み直しや立ち上がりで後方はより長く踏まされるので、それが積み重なると大きなダメージになりそう。まぁ、そもそも後ろにいたらレースに参加することすらできないけれど。一気に前に出ることはできないコースなので、逃げができる前は集団の20番いないにいないと反応できないと思う。

逃げが大きく先行していた事と自分で脚を使ってまで追走したい人が多くなかったので、大規模なブリッジが起こるリスクは低かったため、その後の数週はラストの長い登りを省エネ走法で走った。その後の下りで前に戻るのを繰り返す感じ。

残り2周くらいで水分不足なのか首らへんが少し痺れた。コース的にもフィジカル的にもボトルに手を伸ばすのが億劫だったからあまり飲めていなかったと思う。

徐々に脚も重くなってきて回すのが苦しく、重いギアに頼りたくなった。千切れたくなりながらも何度か気合いを使って最終周までついていけたので、最後にサービスでもう一度気合いを使った。驚いたことに周りと比べるとそこそこ脚が残っていて集団の頭を取れそうだったが、脚を攣ったっぽい選手が前でストップしてしまい、思うように踏めなかった。元々、ゴールまで集団にいられると思わなかったので、位置取りが弱気だった。また、コースは時計回りなので基本的に左側が抜きやすいのだが、ゴール前だけは左カーブなので右にあるべきだった。

Day2 ロードレース

前日より距離を伸ばして120㎞のロードレース。個人ロードがこれに+3、4周くらいなので、この日を余裕をもって完走出来れば個人ロードも無難に走れば完走はできる、というような感じ。ただ、その一方で無難に走っていてもチャンスは人頼み。インカレを見据えても、集団でぬくぬくしてるだけじゃなく、逃げに乗ってみて現状の足りていない力を把握してみたい気持ちもあった。

なので、目標を完走orDNFでも逃げに乗る、で迷っていたら宇佐美さんにどっちも、と言われてしまったので、逃げにチャレンジかつ完走が目標。

この日も最後尾からスタート。ローリングを安全にこなしてアクチュアルスタート後、メインの上りへのアプローチで位置を上げた。

何周目か忘れてしまったが、序盤にメインの登りで数名が抜け出していてそれがそのまま行ってしまった。その時、総合1、2位と同じ位置にいたのが失敗。そこは睨み合っているのだから、それより後ろの5〜10位前後の選手を警戒するべきだった。

ただ、レース序盤かつ有力選手がまだ集団内に残っており、総合リーダーチームもコントロールの意思を示していたので、温存して次の動きに備えることにした。グリフィンは逃げに総合で2分くらい?遅れの弱ペダがいたので、タイム差がそれを超えないようにコントロールしている感じだった。最悪、逃げを吸収できなくてもタイム差が大きくなければ総合は取れるので、意地でも吸収したいという意思は感じられなかった。

レースが動いたのは残り4?3?くらいの登り。麓で有力選手が前に集まる動きがあって、登りの中盤くらいで集団が半分くらいに分断された。これがめちゃめちゃきつく、千切れかけたものの気合いを使って留まることが出来た。常に反応できる位置で走っていたから前に入れたのだと思う。ここで集団が半分程度まで絞られたと思う。

ここで自分は脚を使い切ってしまった。補給は全周回とれたけど、明らかに足りなくてハンガーノックのような症状がでた。腸が弱っていて朝ごはんがあまり食べられなかったのが反省。やっぱり量食べるなら麺類なので電子レンジのある宿を選ぶようにする。前日も中華みたいな脂っこいものを食べると内臓へのダメージを感じる。明らかに朝の食欲に影響している気がする。どうなんだろう、りさこ栄養士。

お腹が空いてるのを感じつつ、ジェルやドリンクをちょびちょび飲んで上手くごまかして。金子先生がずっと先頭をひいてて、それが少しでも緩むと弱ペがアタックしてと残りの2周があほきつかった。きつすぎて千切れたくなるんだけれども、最近はこういうところでのメンタルのコントロールがうまくなったと思う。ここでは秘密。

なんとかして最終週の登りまでへばりついた。最後の最後で逃げを吸収したので優勝争いということで気持ちだけは十分だったが、本当に全く脚がなかった。ここまでスッカラカンだったのはジュニアの全日本ぶり。インナーしか踏めなくて集団の後方でフィニッシュ。何位だろう。

2日間通じての反省

感覚はほぼ鈍っていなくてよかった。むしろ感覚が麻痺してた当時よりも一歩引いた状態から冷静に走れるようになった気がする。今回は危険ポイントでの落車のリスク回避もかなりよくできていて、いままでよりも安心安定の走りが出来るようになっていたと思う。

・落車が起きた時に避けられないトンネルと長い下りは車間あける。
・スリップの多発していたコーナーはイン側かつ車間に余裕を。
・追い抜き時は絶対に声をだして前の人に存在を知らせる。

慢心だけど私は自分の技量不足で落車することはないと思う。だからこそ、落車に巻き込まれて勝負がおじゃんにならぬようできることをしたい。ただ今回のレースでもいかに楽に安全に走れるかを突き詰めたので集団走行技術は向上したはず。位置取りはセンスじゃなく経験。また数よりも質。特にクラス3の諸君は、より高いレベルのレースに出場するチャンスがあるならしっかり掴んで欲しい。今回の木祖村とかはとても良いレースだと思う。

現状確認の結果、いまのレベルとしては、全国完走程度。それも集団に引っ付き虫で完走するのがやっと、というレベルだった。ただ、4-5月満足のいく練習が出来なかった事やレースに向けた練習にまだ取り組んでいない事を考えると悪くないと思う。ここから全学ロードまでの3週間で2、3回高強度を組み込んだロング練習を実施できれば全学で完走はできるはず。そこから入賞まではかなり距離があるように思う。

フィジカル的な課題は以下。

・踏み続けながらの高強度
・長距離耐性、疲労抵抗性
・高強度の維持、反復

逆にOBLAが上がったおかげで大抵のことは笑って見過ごせるようになった。あとは疲労してるところからどれだけ動けるか。本来であればVO2域や疲労抵抗性なんかは得意な部分。去年、サポートしてて感じたけど木祖村のコースも比較的自分向きのコース。時間はないけど、最大限の調整を行いたい。

レース以外では前回とおなじように夕飯難民になったのは反省。個人ロードは飯屋も予約しておかなきゃ。宿もちょと微妙だったのでよりベターな宿を探す。

サポートありがとうございました。今週は結果で応えたい。

p.s. やっぱり目標を低く設定していると本来得られたはずの成果を取りこぼしてしまいがち。どんな時でも常にチャンスを掴める位置にいたいし、そのつもりで準備したい。

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