マネージャーによるレースレポート

2020全日本大学自転車競技大会ロード競技に先駆けて、当部のロード選手たちが参加していた7月7日に行われた、IRC TIREさんが主催するIRC TIREチャレンジ第2シリーズ第2回をリポートします。

コロナ禍で大会が次々に中止となる中、当部はe-RACEという形の大会に積極的に出場し、Zwiftを用いて試合に臨んだ。Zwiftとは、自転車を漕いで発生する動力を機器が読み取り、その動力に合わせて動く自分のアバターによって仮想空間でのサイクリングを楽しむことができるプログラムである。このプログラムを用いた大会は、この自粛期間に多く開催された。

当大会にエントリーしたのは、石井悠太郎(文3・明星学園)、纐纈壮太郎(商3・可児)、小原慧(理2・慶應)、西村行生(経1・慶應)の4人。この4人は、10月17日に行われる、2020全日本大学自転車競技大会ロード競技にも出場する予定である。しかし、西村は通信トラブルで出走することができなかった。

序盤から、集団の勢いは徐々に上がっていった。動きがあったのは12km地点での上り坂。ペースが上がり、集団が崩れた。石井・小原は前方の集団に食らいつくものの、纐纈が先頭から40秒もの差をつけられる。そして再び彼らに立ちはだかるのは、斜度9%の上り坂。ここで、小原が集団から振り落とされ、4人の先頭集団に残る慶大選手は石井のみとなった。しかしながら、21km地点でワタヌキハルト(サンレモ)の独走を許し、石井を含む3選手で2位を争う形となった。その後、先頭集団の一人であるテラサワアンドリュー(ユーラシア)が後方に流れたため、2位争いは石井とカトウリョウ(東工大)の一騎打ちとなる。ゴール直前の直線コース、石井はカトウの必死の踏み込みに付いていくも、あと一歩届かず、3位でフィニッシュした。第二集団で走る小原は、11位でフィニッシュした。その後、纐纈は最大15%の斜度の上り坂をヨシオカタクヤ(ユーラシア)とやり合い、見事にスプリントを制した。

また、4人は、9月5日に行われた全日本学生個人ロードレース大会にも出場し、4人とも予選を勝ち抜いて決勝へ進出するという好成績を残した。なかでも石井は、入部以来悲願の昇格達成となった。また、西村、佐藤岳(政1・山形南)は入部後初の大会で昇格という快挙を達成した。当部は今シーズンの順調な滑り出しをみせた。

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