卒業が確定しました秋田です、お久しぶりです。先輩方からの強い要望(圧力)があったのでざっくばらんに4年間で得たものを振り返ります。
25卒の元主将、山田壮太郎先輩にベンチプレスで勝つことができずに萎えてしまい、引退ブログは中々書き出せずにいました。というのは冗談ですが、萎えてるのは事実かもしれません。現在も鍛錬を積み重ねておりますが、追いつけていません。
卒業式までに書くという目標を卒業式の1週間前に設けて頑張って書いたので、まとまりの無さはご了承ください。もしかしたら内容や誤字脱字は後日こっそり修正するかもしれないです。
ここでは書き切れない内容もたくさんあるかもです。自分語り編は長くなりすぎますし、コツコツと日頃のブログに分割して一度は書いてきているので、ここでは割愛します。これまでのブログを全て読んでいただければ秋田圭佑の22年間は網羅できると思います!このブログでは、4年間の学びについて書きたいと思います。
まず初めに、僕の大学4年間の個人目標は、実は覚えてるけど覚えてないです。目標は大枠だけ決めて、中身は微修正するタイプなので一言一句覚えてるわけではないのです。先輩方や同期の皆んなは覚えてくださっているでしょうか?目標の大枠的には全国優勝することと、初めての「部活動」なのでチームプレイヤーとして動ける人間になるって部分だったと思います。
(後日に頑張って探したらメモが出てきました。少し言い換えてる部分もありますが、「定量的には全国優勝を目指す。定性的には選手としての大成を目指すだけでなく、周りと協調できる人間になる」とのことでした。)
この目標の立て方は堅実なレベルの成功を収める上では割と有効だと思ってます。都合良く微修正を繰り返して現実味のある目標設定に近づくので。でも、大谷翔平並みの特大ホームラン級の成功を収めたいなら良くない気がします。あのレベルの人たちは目標がクリアすぎるほどクリアで、悪く言えば頑固、良く言えば?目標に対する執着心が強すぎるほどに強くて、目標達成のためなら手段を問わずに努力をできる人種です。大々大成功を収めるような人がこのような特徴を持っていることを肌で感じて理解したことは、4年間で得た知見の1つでしょう。
4年間で学んだことをこのような細かいことまで含めて挙げていたらキリがないので、後輩にも伝えたい大きな学びだけ残すことにします。少し説教っぽくなるところもあるかもですが、自分が大学1年生に戻ったら、4年前の自分に真っ先に教えたい内容たちですのでご了承ください。
0.「練習ハ不可能ヲ可能ニス」
慶應の体育会生なら誰もが知っている有名な言葉ですね。ナンバリングを0にした理由は自分の実績でこれを学びとして提示するのは烏滸がましいかなと思ったからです。せめて全国優勝してから言おうねと思ってしまいました。
でも大事な精神なので学びとして挙げさせていただきます。
とにかく練習してください。ポテンシャルは今あるものしかないので文句言ってる暇があったら練習を変えるか、競技を変えるかしてください。今あるもので頑張るしかないです。特に大学生まで来ると中高生のように身体の劇的な成長が期待できる人は少なくなってくると思いますので。
全国優勝はできなかったですが、東日本大会で2連覇を達成しました。東日本大会制覇は慶應チャリ部史上2人目、2連覇は史上初です。「練習ハ不可能ヲ可能ニス」の精神を日頃の練習態度と結果で少しは示せた瞬間だった気がするので、少しだけ自慢しておきます。
簡単には並ばせないですし、破らせません。破られたくない、が本音ですが、破ってくれる人材が入部してくれる(今いる子たちが破ってくれても構いませんよ)未来が来た時が本当の意味での成功なのかもしれません。
1.ルーティンは大事
いかに精度高く、いかに淡々と日々のルーティンこなし続けるかということです。これは練習はもちろんですが、日頃の生活にも当てはめることができると思います。
ポガチャルやマチューだってやってます。むしろポガチャルやマチューだからこそ、それらを徹底しているという話すらあります。
練習や食事、睡眠の質を一定にすることで自分に本当に必要なものが見えてきます。対照実験と同じ要領ですね。
プロ選手のSNSを見ると華やかな部分にだけ目がいくかもしれません。昔の自分もそうでしたが、上にいけば行くほど、選手たちは驚くほど地道に日々の辛い練習を淡々とこなし、毎食エサみたいな味気ない食事をとり、遊びに行くことなく自転車に乗る以外の時間は休息に充てている傾向が強いということに気がつきました。SNSで切り取られているのは彼らのほんの一部です。稀に日々を雑に過ごしてもポテンシャルでカバーしてくる勢もいますが、彼らは丁寧に努力すればもっと強くなるだけのことです。彼らがテキトーに練習してくれていることに感謝して、こちらは全力で丁寧に日々努力すれば良いだけです。
自分に関しては、2年生までは意識が低かったのでルーティンが確立されておらず、そのせいで自分に何が足りないのか明確に見えてませんでした。しかしながら、自分が2年生の時の4年生が引退されて自分たちの代が上級生の立場となり、自分の中で何かが変わりました。そこからは徐々に洗練されたルーティンを作れるようになり、足りないものが明確になり始めました。しょうもない終わり方をするレースも減りました。たとえ失敗に終わっても、改善すべきところが見えるようになりました。
もちろん、洗練されたルーティンを確立するほど、犠牲になるものも少なくはないでしょう。特に自転車競技は日々の我慢をより強いられる競技だと思います。ハードに練習をこなしつつ筋肉をつけつつ身体も絞らなければいけず、体力勝負なので練習の負荷も大きい。それでも勝ちたいならやるしかないのです。
話が逸れましたが、総括すると大学には誘惑も多く、自転車以外のものと折り合いをつけながら洗練されたルーティンを維持できるか否かという部分が重要であり、そこが競技や部活への熱意が最もあらわれると思います。トップ選手を見れば見るほど、洗練されたルーティンを持っていることを肌で感じます。自分も学生レベルでそこそこだっただけで、プロと比較したらひよっ子でした。その究極がトッププロたちなのです。彼らのルーティンはもはや芸術の領域です。
2.好きこそものの上手なれ
1の話と関係があります。好きじゃないとこんな鬼畜ルーティンこなせません。
高校の部活とかだと顧問の先生たちが鬼のルーティンを強制してくれるので、それをちゃんとこなせれば強くなります。本当の強豪校ならば、寮生活で生活も管理されてるので、なおさら洗練されたルーティンが強制されます。
大学生はN大とかじゃない限り自分たちで練習を組んでると思います。そうなると自主性に練習や生活が任されますが、自転車が好きじゃないと過酷なルーティンは維持できませんよね。
でも、実は皆さんは以下の文言に同意した上で入部しているはずなので大丈夫です。
「自転車競技を愛し、勝利に対する努力を惜しまないこと」
全ては程度の問題だと思います。どれだけ自転車を愛してどれだけ努力できるかの問題です。
最後のインカレや国体は、この部分で詰めの甘さが出たと思います。因果関係は分かりませんが、自転車愛か努力の片方か両方が足りなかったです。まずは自転車をもっと好きになりましょう。
3.慶應チャリ部のアイデンティティ
僕がこの大学及びこの部活に入部した理由です。学びとはズレるかもですが、これを失ったら終わりだと思うので書いておきます。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は元々宿敵の某W大学の、所沢にある某学部に進学する気満々でした。
そんな自分が急に進路を変更して、わざわざ高3の夏休みが終わってから受かる保証もない一般受験で、慶應に進学することを決めた理由は色々ありますが、公には話しづらい内容もあるのでここでは割愛します。話せる部分だけで書くと、当時の慶應義塾大学体育会自転車競技部が「文武両道を体現している」、そして「学生主体で運営されている」部活に映ったからです。実際に黄金世代と呼ばれる2学年上の代の方々がビシバシまとめていらしたのでそうだったのだと思います。それに魅力を感じました。自分が目指すべきフィールドだと感じたからです。
烏滸がましいですが、文武両道はある程度体現できている実感がありました。高校時代に東大or医学部進学を目指す高校のカリキュラムにしがみつきながら高校選抜大会のポイントレースで入賞したのがその裏付けです(自慢)。
話を戻すと文武両道を目指すだけなら上位国立大学に進学しても良かったわけですが、それらの大学における強豪選手たちは、自分で勝手に練習して勝手に強くなってるだけであって、部活を強くしてる、あるいは部活に強くしてもらっているわけではないという点で進学の選択肢から除外していました(受験対策が大変だからとかではないですよ!?!?僕の高校は国立至上主義なので私立対策の方が高校のカリキュラムに逆行することになって大変なのです)。
これまで小学生から実質的にずっと個人で活動してきたからこそ(クラブチームなどでお世話になった方はたくさんいますが、練習を強制される環境にいたことはありませんでした)、部活動を通して1チームプレイヤーとして、そして1オーガナイザーとしての人間性を養う必要があるというのが親の意見であり、自分も納得した考えでした。そういった意味で試合の時だけ集まるような、形だけの大学自転車競技部は選択肢から除外され、チームとして真面目に活動している私立大学の自転車競技部、その中でも学力が最高レベルの早慶を狙うことにしました。さらにはW大学の自転車部と天秤にかけると慶應に入学意思が傾きました。これが僕が慶應を選んだ理由です。慶應の自転車競技部で人間性をビシバシ鍛えていただいた甲斐あり、長年の遅刻グセが無くなりました!おかげさまでピカピカの社会人になれそうです。とても感謝しています。
とまあ冗談はさておき(n回目)、このアイデンティティを失ったら慶應の自転車競技部は東京大学より少々頭の悪い、中堅の実力の大学の1つでしかないのです。学生が主体で運営してる大学で、インカレ1桁に入るような大学は基本的にいません。インカレで入賞常連の大学は、監督がインターハイの視察などで強豪選手をスカウトして入部メンバーが決まり、初心者はお断り。毎日ではないけど、監督やコーチ陣も指導にそれなりの労力を割く。そのような体制です。
慶應はOB OGの方々の支援を受けつつも学生が主体となって運営することで強くなってきたチームです。スポーツ推薦もないのでリクルートも自分たちの力でやります。かといって、一般受験で入学するにはそれなりの学力と労力が必要ですから人材を集めるのも一苦労です。そのようなチームが団体種目などで全国入賞を果たすから一目置かれている(はずな)のです。
そのチームで活動する経験が、プロになろうが普通の社会人になろうが大いに活きると高校時代の自分は考えていました。現在の考えとしては、実際に働いてみないとわかりませんねってところです。高校時代の自分は考えが子供すぎましたが、間違いではなかったと今は思っています。
でも少し真面目な話をすると、僕が魅力に感じたこれらのアイデンティティが少し弱まってる気がします。これは自戒でもありますが(山田元主将の名言より引用)、学力(学歴)があることにあぐらをかいてしまっている気がします。
ちょっと強めに書きましたが、結果が出るか出ないかは時の運もあるので、結果だけで線引きはしません。でも、「レースで負けたけど、別に俺たちには学歴で保証された未来があるし」、みたいな空気感が漂うのは文武両道の本質からは外れていると自分は感じています。結果が出ないことはひとまず置いておいて、そのような空気感が漂うことがしばしばあるような気がして問題に感じているのでわざわざ書いてます。僕の高校時代はそんなことをよく考えていたので人のこと言えないですけど。
とりあえず文武両道の定義って難しいです。僕の勝手な解釈ですが、宇佐美監督のお言葉にはいつも、その部分をしっかりわかって欲しいという思いが込められているようにいつも感じています。
スタートラインに並んだら学力は関係ありません。その戦いに勝ったついでに勉強もできちゃって、尚且つチーム運営も担える学生の運営力があってこその慶應義塾大学の体育会組織であり、一目置かれている(はずの)所以なのです。勉強も部活も自主練習も頑張ろう!
4.準備
マジで大事です。僕は準備ができない男でした。高校までは様々な準備を親にやらせていましたね。お手数おかけしました。
日々の練習も準備の1つです。本当に念入りに準備さえしていれば、隕石が衝突してくるくらいのイレギュラーが起きない限り、ある程度のイレギュラーには対応可能なはずですし、イレギュラーが起きなければこちらのものです。
長々喋りたいことはありますが、本質はルーティンを組むという部分と変わりませんし、準備の大切さは宇佐美監督に日頃から指導を受けていると思いますので割愛します。
最後に
そういえば正式報告をしていなかったということで報告させていただきますが、プロの道には進まずに一般企業に就職します。気が変わらない限りは養成所の試験も受けません笑。
元々は親の趣味で半ば無理やり始めさせられた自転車でしたが、なんだかんだで自分の性格に合ってたスポーツだったのかなと感じています。在学するだけでもお金のかかる大学生活を送らせてくれて、その上でお金がかかるこのスポーツを続けさせてくれた両親には感謝です。
部活及び競技関係者の皆様にもお世話になりました。異端児と呼ばれてもおかしくない経歴や人間性を持った自分を受け入れてくださった皆様のおかげで、無事に?体育会自転車競技部という組織の一員として4年間走ることができました。
とりあえず言葉だけで感謝を示すのは僕が最も嫌う部分なので、行動でこれまでの感謝を示せるように頑張ります!まずは立哨からですかね。
2026年卒業 秋田圭佑

ps.アイキャッチは自分が最も輝いていると思う瞬間です。初めてのビッグタイトルを手にした3年生の東日本選手権です。なお就職活動では使っておりません!
📸Bicycle club様
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