クリテ日本一の大学生

明治神宮外苑クリテリウム 

リザルト 優勝

朝6:30に起床していつも通りの朝食を摂り、7:30に出発。普段は出歩かない引き篭もりなのでここが噂の竹下通りか〜とやや興奮しつつ大都会の会場へ。

試走の前に早めの昼食を済ませる(予選の一時間半前)。チョコレートベーグルが美味しい。

試走では180度ターンとゴール前の鋭角コーナーの抜け方を意識しながら。2つともブラケットで立ち上がった方が良いように感じた。試走が終わってすぐにアップを開始。かなり激しい展開が予想されたのでしっかりめにアップした。

予選は最終c組。アップを早めに切り上げたので先頭に並ぶことができた。シクロクロスさながらのロケットスタートを見せて好位置でレースを進める。だが、前に上がりすぎてゴール前の鋭角コーナーの手前で先頭に出てしまい、せっかくなので第1ポイントから狙ってみることにする。立ち上がりはブラケットで、スピードを乗せたところで一度腰を下ろし下ハンでもがき直す。鹿屋の人に捲られたものの2位で通過出来た。

ちなみにこの鹿屋が決勝でメイン集団の頭を取った西原選手だった。真っ向勝負でどうなるかはわからないが、今後注意しなくてはならないと思う。鹿屋って機材で強さが測れるらしいけどクリテはロードとは違うよな。

ポイントを取った後はなんだか、脚にきてしまって後ろに下らざるを得なかった。無理してついていく必要はなかったので立ち上がりで踏みすぎたりしないようにわざと中切れしてペースで走り、コーナー前で追いつくなど。普通に考えてzone6,7は累計で10min程度しか出せないけど、300wは1時間出せるのだから10min程度300wで踏み続けても決勝には響かないはず。まぁ、後ろに付いてる選手からしたら迷惑かもしれないが。

予選後は10min程、3本ローラーでクールダウンしてからゆったり過ごした。でも意外と間隔が短かったのでまたすぐにアップ。予選の時、早めに並び過ぎて冷えてしまった反省を活かしてアップオイルをバチバチに塗ってポッカポッカの状態でギリギリまでアップした。

スタートはほぼ最後尾から。ゼッケン1番の中大のやばい髪の人の後ろに並ぶ。スタートしてからは、30kmと距離が短い事もあり早めの動きを警戒して一周かけて前方に上がる。2周目の180度ターンを抜けて10番手程に位置できた時、さっそく嫌な動きが。中央哲夫さん、日大仮屋さん、明治宇佐美さん、早稲田たくみといった各校のエース級の逃げ屋が前に出る。これは不味いなーと思いつつコーナーを抜けたところで先頭が加速、と同時にたくみが目の前で落車。間一髪かわしてまじでやばい3人を追う。

4月から禁止されてしまうDHポジションを使いホームストレートが終わるまでにブリッジ。この時は後から追うような事になりたくないという気持ちだった。予選の結果を受けて、中大と日大、鹿屋以外は数を揃えられていないし、その中から中大と日大が乗った≒鹿屋が追わなきゃいけないわけだが、鹿屋の実績は近年低迷しているしエースになるような飛び抜けた選手もいない。てことは、グダグダな追走になるに違いないと思った。

また、メンタル的にも同じく脚を使うなら相手に使わされるより、相手に使わせるために使う方が良い。そんな感じでどうせ捕まるだろうと思っていたが、良い感じに回ってしまったせいかぐんぐんタイム差が開いていく。追走集団から数名が追いつく恐れはあったが、残り20kmくらいで既に逃げ切りを確信した。

逃げている時のペースは45km/hくらいで走っていたようだが、毎週土曜日に行っている100kmのスピード練習よりも楽だった。当たり前だが、60min全力で走り続けるシクロクロスよりも楽だった。逃げている途中、最低でもメダルは取れると思ったりしたが、欲しいのは銅じゃなくて金と自分に言い聞かせて弱気にならないようにした。スプリントになればかなりの勝機があったので残り距離を減らすほどに緊張していった。

誰かがアタックをかけるかと思ったが、互いに脚を残してるのがわかっていたのか大きな動きは無く残り一周へ。そこで始めて牽制がかかる。風向き的に3番手で最終ストレートに入りたかったので一度3番手に入ってからはそのポジションを死守。

4番手に入った宇佐美選手の動きが気になりはしたものの、dmzのステージ2でゴール前に後ろを確認して前とはすり失敗した経験があるので断固として振り返ることはせず前の二人に集中する。

コーナー明けはブラケットで。そこから予選同様に一度腰を下ろして前の二人と同タイミングで下ハンを握ってスプリントを開始する。ルーラーのはずの二人のスプリントが想像より速くて焦ったが、しっかりと伸びて一着。後から動画を見たら自分がゴールするより先にディエゴが手を上げていて笑ってしまった。

やっと掴んだ初タイトルである。競技を始めて14年目、何回やめようと思ったかわからないが、続けてきて良かった。今まで本当に多くの人に助けられて生きてきた。今の自分があるのはその方々のおかげだ。本当にありがとうございます。

今日のような展開が僕の勝ちパターンになると思う。各校のパワーバランスが取れていない学連で勝つためには個々の争いに持ち込むしか無い。そのためにももっと地脚をつけてより余裕を持って展開できるように、自分から逃げを作り出せるようになりたいと思う。

今日勝てたのは嬉しいが、本当に狙いたいレースは別にある。今シーズンを本当に成功したシーズンにするためにも僕個人としてもチームとしても頑張っていきたい。あとは、新歓係としてリクルーティングも頑張ります…。

宇佐美さん、マネージャー、マネージャーになってくれた選手ありがとうございました。また、選手の皆さんはお疲れさまでした。

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