ジャパンカップ

結果DNF

求めていた結果を残せなかったどころか、レースで走ることを放棄する形になってしまい、反省している。選手としての振る舞いをもう一度考え直す必要があると感じた。

自転車歴は長いがジャパンカップに出るのは初めて。レース前日になって、自分がコースを走ったことがないことに気がついた(JBCFの宇都宮ロードレースと同じコースだと思っていた)。まずここから、今回は勝負に絡めなくなる運命へと自分自身を導いたように感じる。

スタートラインに並んだ時点で目の前に斜度がキツい坂がそびえたっていて、試走をしておくべきだと後悔した。今回、自分は物理的に試走が不可能だったので仕方がないが、過去のジャパンカップの映像とかを見て、せめてイメージだけでも作っておくべきだった。古賀志林道は想像以上にキツかったし、下りも思ったよりもつづらになっていた。

レース開始後1分で体の違和感を感じた。スタート直後から足が痛くて動かず、古賀志に入った瞬間から心拍数は200まで上がっていた。体のバランスも悪くて、ペダリングにずっと違和感を感じていた。なんだか集中できていない感じで、下りもずっとリズムが掴めずに総じてバッドデイだった。ちなみにペースは普通に速かった。速かったといっても登りだけだが。調子が良かったからといって、ついていけるかは分からないくらいに。登りだけなら、日本人は海外でもある程度は通用するという言葉の意味を少し理解した。

原因は分からない。でも、足の痛みは2日前のローラー練の疲れな気がする。痛みの系統が似ていた。海外遠征→国体→学校と休むタイミングがなかったために、体がついていかずにとうとうコンディションが滑降を始めたような気もする。

集団の後ろの方をふらふらしていて、7周回中の4周目に入るタイミングで完全に千切れた。何もかもがうまくいかずに不貞腐れた自分は、後ろからくるグルペットを全て見送って、踏む足を止めてふらふら走っていた。ちゃんと走っていたら完走くらいはできたと思われるが、レース中の自分は完走に何の価値も見出すことができずにゆっくりと走り続け、残り一周でレースを降ろされた。

今回はチームのスポンサー様のいくつかが会場に来ていた。調子が悪くて遅れるだけなら良かったが、走ることを放棄したことは、大会主催者やスポンサー様へのリスペクトが足りていなかったと感じる。色々な方のサポートで走れていることの自覚が足りていなかった。

心が折れたので、来週の霞ヶ浦を今シーズンの最終戦とすることにした。このレースの目標は両日の優勝としていた。もちろん、この目標を変えるつもりはないが、来週のレースで最後まで全力で走るということを自分自身への課題としたいと思う。初心に帰って、まずは全力でレースを走り切りたい。

秋田圭佑

秋田圭佑

総合政策学部3年

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