前編の続き。
12時00分浜松266kmから。
12時35分弁天島(浜名湖)280km
13時05分愛知県突入292km
13時40分豊橋306km。信号待ちをしていたときに原付のおじさんから話しかけられる。「どこ向かってるの？」「大阪です」「どこから来たの？」「東京ですよ」「寝てないのーすごいねー」「今300kmぐらいですよー」聞いて欲しいことを全て聞いてくれたおじさんだったww
13時52分豊川311km
↑ここで、水不足により、4回目の休憩。44分。パン1個、炭酸、アイス、水。570円。ここではガーミンが動かなくなるトラブルが発生していたため、トラブルシューティングを調べたり充電したりしていたら、結構時間がかかってしまった。そのためこの段階で24時間という時間制限を完全に諦めた。
14時36分コンビニ出発
15時35分岡崎335km。このあたりで道路標識に初めて『大津150km』が登場する。
16時55分名古屋市内国道1号線折れ曲がり地点366km
17時37分蟹江(愛知県)380km
↑ここで西日による視界不良のため、5回目の休憩。25分間。パン1個、炭酸、アイス、水。546円。あまりに眩しすぎて信号機の識別ができないほどだった。
18時02分コンビニ出発
18時15分弥富(愛知県)385km
19時15分四日市(三重県)404km。車は渋滞気味だった。
20時32分亀山(三重県)430km。このあたりの国道1号線はバイパスがないので、車がほぼ有料道路のように走ってくる。轢かれそうな怖さがあった。
↑ここで6回目の休憩。16分間。パン2個、炭酸、水。このあたりから、田舎の暗さに対する怖さを感じ始めていた。
20時48分コンビニ出発
この後、国道1号で甲賀・大津方面に北上する大回りな『国道1号線ルート』と、伊賀を通り比較的真西に向かう近道な『国道25号線ルート』で悩んだ。国道1号の方が街頭があるため多少明るいと思ったが、距離を優先して国道25号線を選択した。
しかしこの判断はそこまで正しくなかった。暗すぎて怖すぎた。バイパスの25号はしっかりとした幹線道路なのだが、バイパスではない25号は20kmほど街頭が一つもない本当の暗闇区間だった。光は自分のフロントライトのみ。車も1時間ほどで対向車二台だけで人の姿も当然なし。自分のライトに照らされた柱が何度も人影に見える。道の端で倒れても1年ぐらいは見つかることはないだろう。都会に住んでいてはわからない暗闇の恐怖感があった。
22時15分伊賀上野(三重県)462km
恐怖の国道25号を終え、伊賀に着いた。忍者で有名な伊賀はもっと都会かと思ったら、すごく田舎だった。暗すぎる国道25号は人のいない世界に紛れ込んでしまった感じがしていたので、スーパーが一つあるだけで安心した。
その後、国道163号で西へ。この道も街頭はないのだが、大型トラックが100km/h近くで抜かしてくる道。後ろからライトを照らされたときは国道25号とは違う恐怖があった。加えて、この辺りで集中力との闘いをしていた。脚の疲れではなく、暗くて変化のない単調な景色に眠気を感じていたためだ。そのため、ラストは休憩を多めに取り、タイムを度外視して、とにかく安全に完走することに切り替えた。
23時20分京都府笠置(木津川の手前)485km
↑7回目の休憩。10分間。パン2個。278円。久しぶりのコンビニがあったため、少し安心した。
23時30分コンビニ出発
9月14日
0時37分奈良県生駒(大阪府の直前)510km
↑8回目の休憩。7分間。炭酸のみ。138円
0時44分コンビニ出発
残り30kmぐらいでようやく関東圏にもありそうな夜道になってきた。ちゃんと街頭があり、後続車のスピードも普通。これだけで感動できる。
1時45分大阪駅532km
2時過ぎにネットカフェに入り、7時起床。8時に在来線に乗った。電車が早すぎて、文明の力に感動した。
感想としては、とにかく無事ゴールできてよかった。暗闇は怖すぎたが、これは出発時間を12時間ずらしていれば解決できたこと。田舎の暗さを見せつけられた。
悔しかったこととしては、24時間以内にゴールできなかったこと。キャノンボールは失敗といえる。いろんなネットの記事を読むと普通に達成しているので悔しさはある。だが、もう一回チャレンジすることは、いろんな意味ですごく難しいし、今は達成感の方が大きい。
長文読んでいただきありがとうございました。今後キャノンボールにチャレンジする変な部員がいたら、応援します。
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