帰納と演繹

あなたが最も輝いていると思う写真を募集中です。

秋田おめでとう。クラス2,3のレースに出た事のない浅い自転車競技人生だったので、どれくらいのlevelなのかはわからないが、脚力勝負で勝ったことは自信になったはず。これから脚力以外の部分も伸ばしていってほしい。

自転車に乗り始めて人生にリズムが戻ってきた。まだ適度な運動といえる範囲にとどめているので、健康そのもの。よく寝れるし、体も軽い。とはいえ、外にいる時間よりも家にいる時間の方が圧倒的に長く、引きこもりな人生を過ごしている。大学に入って友達増えるかな、なんて期待していたけど結局両手と両足で数えられるくらいしか増えなかった。でも、チャリ部とLEAP、この二つを中心に会うはずもなかっただろう人たちと交流できて、同じ思い出を共有できていることを嬉しく思う。

2023年11月3、4日

2日間乗らないとあまりに日が空いてしまうので、京都旅行に自転車を持参することになってしまった。旅行と言っても祖父母宅に行くだけだが、意外と時間もなく両日とも祖父母宅から高速ICまでの50㎞のみ。こんなわがままを許してくれるくらいには全員自転車脳な家で助かる。

50㎞ 500m↑なのでまあふつうのアップダウンコースという感じ。信号がなく路面も綺麗で走りやすかった。中学生の頃、たまに846の合宿や大会できていたので懐かしい道だった。見覚えのあるいつも立ち寄っていたセブンがあって、やっぱりチャリ部員はコンビニが記憶に残りがちだなと思った。矢野口ローソン、高尾ファミマの二強感。他に有れば教えてください。個人的には境川と美鈴湖、TIPのセブンが有力。

1日目は身体の硬さと鈍さを感じた。ふつうに走っていても特にハムが硬くて可動域がせまくうまく力を伝えきれていない感覚があった。また何度か登り返しでもがいてみたけど、久し振りだったからか身体が重いからかわからないけど、バイクの動きに身体がついていけていないと感じた。インカレの時は体重が軽かったからかダンシングが非常にスムーズだったのを覚えている。

今回の多摩ロードレースのコースは短い登りが多く、強度的にダンシングを多用することになると思うので、この鈍さが払拭されるようにしたい。スプリントも大変ご無沙汰なので、意識的にダンシングやもがきを取り入れて感覚を戻していくとともにできる限り脂肪を落として体を軽くする。

2日目は徐々に体力が戻り始めていることを感じた。いまはまだ何かのメニューをできるわけでもないので、とにかく体力を早く戻したくてできるだけ体に大きな負荷をかけたかった。だから特にペース設定をするわけでもなく、できるだけAveスピードを高くすることを意識。仕事量でみればこれが一番大きくなるはずなんだけど、TSSだとインターバル入れた方が良いんだろうね。淡々と走っていたけど、意外とZ3~4あたり(感覚値)で粘れたはず。

乗り始めの今は身体の錆を落としているような感じ。1ヵ月しかないけど、そこそこは走れるようになることを期待している。次の1週間で錆は落としきって早くメニューが出来るようになりたい。

私が京都にいる間に大前さんとディエゴで試走へいってきたみたいなのだけど、最後はやはりスプリントで決着しそう。トレインを組んでのスプリントの経験は高3のDMZくらい。みんなが力を残しているようなスプリントは本当に久しぶりで位置取りを考えるといまからセンシティブになっているが、まずはそこに残ることを目指そう。

2日間とも大体2時間くらい走っていたけど、びっくりするほど走りに集中できていた。精神が疲労していないのもあると思うが、環境が大きかった気がする。信号がほとんどなくノンストップだったので、集中力が切れる要因が少なかった。個人的な集中して練習できたかどうかの指標は練習後の通知の残り具合とライド写真の少なさ。集中していようがいまいが同じz2ではあるのだけど、明確に得られるものに差があると思う。どうせやるんやったら集中してやった方がいいし、そうしやすい環境があるのはありがたいものだなと思う。同じような練習を地元でできるとしても合宿を行ったりするメリットの一つであり、その効果を最大化してくれたサポートには感謝したい。

今回は普段と違う環境で、しかも京都の綺麗な紅葉の中走れて気持ちが良かった。ガチっているとついついしんどくなってしまい、つまらんくなってしまうがサイクリングは本来とても楽しい。サイクリングの秋、という言葉もある?ので、いまの気持ちのいい季節を楽しみながらあほみたいに練習してほしいなと思う。

私はこの時期の境川バンク練が一番好きです。羨ましい。

p.s. 帰納と演繹の話と似たもので、ForecastとBackcastという2つの未来へのアプローチの存在を知った。簡単に言えばForecastは今できること、これまでやってきたことを積み上げていく方法で、Backcastはゴールから逆算して必要なことを行っていく方法。

LEAPではGoal to StartといってBackcastの重要性を伝えているし、部活の練習設定でもそれをしてきたと思う。ただ、実際のところ常にBackcastで上手くいくかと言えばそうではなく。やらなければならないこととできることには少なからず差があることが多い。成長速度とか、疲労の蓄積とか、全ての要素を捉え、完璧に逆算できているのだとしたらそれが一番いいのだろうけど、多くの場合そうではなく、そして物事は理想通りに進まない。

だからこそ、逆算的なアプローチを基礎に置きつつも、Forecastをうまく組み込んでできることベースで物事に取り組んでいくのも重要なのではないかと、当たり前ながらも改めて気付かされた。言葉と意味を聞いただけだから浅い理解と解釈ながらも、自身の競技生活や部運営における経験で思い当たることが多く、AHAがあったので共有したい。

私にとってのForecastというのが、練習においてはベース練でした。

インターバルはできないけど、ベース練はやれる、みたいな。

とはいえ、ベース練も必要な練習ではあるわけで。関係ないけどできることをやれ、といっているのではなくて時には優先順位の低いTODOと代替してもいいんじゃないか、という話です。0-100で最もやるべきことをやるかやらんかよりも50-100で最もやるべき事じゃないけど、そこそこやるべきことを出来た方が良い。

まとまりがなくなったので、ここで終わり。ロードレースは一番速いやつが一番強いのではなく、勝った奴が一番強いので大島で奮わなかった選手も切り換えて頑張ってほしいと思う。

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コメント

  1. 秋田圭佑
    • 秋田圭佑
    • 2023.11.09 10:03pm

    この時、体重何キロなんですか?

  2. 川野碧己
    • 川野碧己
    • 2023.11.09 10:28pm

    69㎏くらい。バイクも重かったので、登りは諦めて平坦に全振り。

    • 秋田圭佑
      • 秋田圭佑
      • 2023.11.14 11:30am

      見た目以上に重かったです

  3. 川野碧己
    • 川野碧己
    • 2023.11.14 8:01pm

    多分身体が全体的に分厚いからこの写真ではわかりにくいかも。絶対パワーかなりたかかったよ

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