GP Marbries

久々のレースからの久々の落車をしました。色々と痛いです。

今回のレースはフランスのノルド地方で行われたレースで、監督も出たことがあるというくらい歴史のあるレース。コロナの影響でここ2,3年レースが開催できていなかったので、元々はUCIレースだったものの、格が落ちて自分達も参加できるレースグレードになったという感じらしい。それでもカテゴリーはエリートナショナルという、今回の欧州遠征初レースにして最もレベルの高いレースとなった。

スタートラインにはロットソウダルやAG2Rの下部組織など、見たことあるチームが勢揃いしていて久々に武者震いした。一周10キロのコースを16周するレースで、一周あたりの獲得標高は100メートルほどではあるものの一本一本の坂が急勾配な上、その上りたちが下りの鋭角コーナーからの登り返しだったり、道幅がかなり狭いのに140人の出走だったりと、序盤から位置取り争いが激しくなることが予想されるレースだった。コロコロ明けの復帰戦ということもあり、レースのレベルもレベルなので、完走というよりはできるだけ長く走ることを目標にした。

スタートは後ろ気味。スタート直後は、案の条みんながみんなフルスロットで踏んでいって、位置が少し下げ気味になってしまったが、自分の想像よりは位置取りがうまくできて、その後の下り区間で少しずつ位置を戻すことができた。しかしながら、登り返しがきつくて、このペースで行ったらもたないなーなんて思いながら走っていた。まあ、一周目が一番速かったらしいけれど。

スタートして5キロほどで車一台ちょっとほどの道幅の下り区間へ。ここが問題の落車ポイント。どうして落車が起こったのかは分からないが、集団の中盤くらいにいた自分の少し前で怒号が聞こえたと共に3,4台の自転車と選手が吹っ飛んできて、逃げ道がなかったのでフルブレーキしながら転がる選手の間を通ろうとしたが、普通に自転車を踏んづけて吹っ飛んだ。自分は落車した瞬間の記憶がなくなる派なのだが、今回は珍しく鮮明にその瞬間を覚えている。転んだ瞬間に頭と肩を打ち付けたことだけは認識した。ヘルメットをお釈迦にした。バイクに関しては、フレームが傷だらけになったが、割れたりはしておらず、ホイールは無傷だった(多分)。お高いDi2が無傷だったのは嬉しい。体で守った甲斐があった。擦過傷は思ったよりも少なかったが、強打した肩が痛い。二の腕の筋肉を痛めている。骨はおそらく無事。

この落車は結構大きめで、20人以上が巻き込まれた。救急車で3人が運ばれた。うち一人が重症で、救急車の中でも特殊車両が必要とかなんとかで、それを呼ぶために1時間以上レースが止まった。自分はレースが止まっている間に手当をしてもらって、頭も打って、戦意も喪失していたのでそこでリタイアすることにした。レース自体は周回数を減らして再開した。

ベルギーにきてからコロコロになって、落車してとなかなか厳しい状況に立たされているが、まだまだ闘志は燃えている。コンディションはもう知らない。とにかく全力で走る。次のレースは29日なのでひとまずは怪我を治したい。

ps.傷を治そうとしているのか無限にお腹が空く。家の中に大家さんのシェパードが入ってきて、犬嫌いな自分はめちゃめちゃビビった。

秋田圭佑

秋田圭佑

総合政策学部3年

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