インカレロード

9/4 インカレ・ロードレース DNF

待ちに待ったロード当日。ロードに合わせてトラック期間も毎日5時半くらいに起きていて、当日は5時くらいに起きて6時前に朝食を済ませ出発。毎朝自転車を運んでいただきありがたい。

天気は悪そうだが寒くはなさそうなのでアップはやりすぎず早めに並ぶようにした。直前に大粒の雨になりスタート。登りは前めで入りたかったので少し位置を上げてコーナーに入る。ここでアクシデント。コーナー前でブレーキをしたらぐにゃっという感触がして、フロントのブレーキワイヤーが緩んでしまった。練習では1度もそんなことなかったので焦った。レース前にステムとかサドルとかの増し締めはしているのだがワイヤー固定ボルトは確認したことがなかった。ひとまずワイヤー調節ボルトを回しまくり事なきを得た。

1周目登りは前方でクリア。長い登りも早瀬からの登りもペースは想定内。長い上りは結構集団有利だなとか思いながら登ってた。しかも最後は斜度が緩いので踏んでる時間は実質5分くらいで自分が苦手ではない領域。早瀬も、そこまでのアプローチでわりと脚を休められるので後半人数が少なくなってくるまでは簡単には逃げが決まらなさそうだなという感じ。中盤以降の本命が沢山乗った逃げには必ず乗って、それ以外は行かせてしまって大丈夫と判断した。

1周目の下りから先頭数名がガンガンペースを上げていって、自分は前から10番手くらいで走っていたけども下り終わりのコーナーで中切れが発生しており焦りながら前に追いつく。人数少なくなってきてからこれやられたら割と簡単に逃げが決まってしまいそうだなと思い、次の周からも下りは攻めすぎはしないがなるべく前の方へ。

後ろも追いついてきて集団が緩んだ時に大人数の逃げができる。大前さんも乗る。把握してるメンバー的に逃げ切りはなさそうだなと思い自分は乗らず。簡単に反応できる位置にいたし、乗っておけばもっと脚を使わずにレースを進められたかもなとは思った。

2,3周目は特に集団の動きもなく消化。逃げのキャッチでペースが上がるくらい。

4周目、早瀬の辺りで前が動き出す。自分はそのタイミングで補給を取りに下がってしまって少し出遅れるが下りまでに位置をあげる。有力勢は軒並み前に上がってきていて、ここから本番という雰囲気。

そのあとすぐ、下りコーナーの先頭付近で落車発生。最初に落車した人をみてすぐにインに逃げ込もうとするが前走者も落車してしまい避けきれずに倒れながら突っ込む。スピードは70~80km/hくらい出ていたんじゃないかと思う。ああ、終わったと思ってから倒れるまでの視界はスローモーションに見えた。すぐに起き上がってあたりに散らばってるチャリをどけて、周りを見たらここから動いてくるだろうなという選手たちがごっそり落車していた。ほとんどみんな動けなさそうで、ここでやめた方がいいのかなとか思ったけど、前日のミーティングで千切れても諦めないでくださいと言った以上、走り出さない訳にはいかなかった。

集団から遅れてる人をパスしながら完走を目指して走った。脚が残ってるのは自分と五十嵐だけだったので、その2人で行こうと思ったが早瀬の前の関門でDNF。もう少し走らせてもらえると思っていたので残念。

こういう終わり方って、どうしても反省点が少なくなってしまうから嫌い。コケるまでは、位置取りも脚の調子も問題なかったと思う。

以下感想。

かねてから川野や岳とはこの3年生で結果を出したいと話していた。去年から1年間、この日のために時間と労力をかけて来たのに、こんなところで終わってしまって自分の力を出し切れず本当に悔しい。やっぱり自分はトラックよりもロードレースの方が好きで、みんなには申し訳ないけどトラックよりもロードの準備に力を入れていた。でも結果だけ見ればそれも意味がなかった。去年のインカレ後に来年は笑って終わりたいと切望していたがそれが叶わなかった。結果はどうであれそれまでの過程はとても大事で人生の糧になるのは間違いないけど、その過程だけで満足してしまうような人間ではいたくない。自分は結果が欲しい。

ひとつの後悔もなく完璧に日々を過ごせていたかと問われるとnoかもしれないが、自分の弱いところに少しは向き合って改善に努めた。特に今年は年間通してやれることはやってきて成長できたと思っていた。でも、こうやって本気でやるのが遅かったのかもなあとも思う。4回しかないチャンスを今年だけに賭けるという考え自体が甘かったのかもしれない。頑張った分だけ毎回100%報われてたら、みんな苦労しない。奈緒さんも言ってたしまあみんな分かってるかもしれないけど、4年間っていうのはかなり限られた時間である。それを知った上で部活をやってほしい。

人生を感じてる。

塾高の入試は筆記試験を通ったら面接が2回あるのだが、1回目は普通の面接で、2回目は面接官が特に受験生の情報を持っていない状態で行われる(と聞いたことがある)面接。その2回目の面接のことを思い出した。適当な質問をされた後、「西村くんにとって、人生ってどういうもの?」と聞かれた。めちゃくちゃ言葉に詰まったが、「んーまあ、頑張ったって簡単にはうまくいかないものですかねえ、、」と答えた。答えになってるのか分からないが。

まさか6年の時を経てその言葉を体現するとは思わなかった。

引退ブログのようになってしまったけど、まだ僕には1年あった。チャンスはあるみたいなので、諦め悪くもう少し頑張ってみようと思う。今は少し休ませてください…

この大会に際して、諸々の準備をしてくれた方、サポートしてくれた監督とマネージャーと選手、OBの方々、ありがとうございました。

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