一喜一憂

0311

5分走×4

レース結果を踏まえて、自分では何をすればいいのかわからなくなったが、全体グルで大前さんから頂いたアドバイスを参考にFTPをあげることと、コロナで痩せこけた体作りを再開すること。色々な選手を見てきたが登坂の際も全身の筋肉を総動員して走ることが重要なのは間違いないと思われる。平坦にも活きてくるし。目標体重というわけではないが、結果的に57kgくらいになれば良いと思っている。体脂肪率は一桁台で。今の所53kgで体脂肪率が13%くらいはあるはず。自分的には練習して、食べてが最適解だと思ってる。脂質てんこ盛り食とかは控えるけど。

とりあえず、今日は無心で5分走をやることにした。インターバルは10分くらい。自分の経験的にも20分走はvo2とFTPのインターバルだと思っているので、vo2を上げることでより高いパワーが出せるはず。5分は307wがベストで、その時が55kgくらいだった。昨日の体重が53kgということで、295wを狙って踏んだ。一本目は途中できつくなってしまい、281wという結果に。しかし、心肺がまだ起動していない感じがあったので2本目のほうがパワーが出るはずと思って踏んだ。2本目は292wで、最後上げる余裕は一切なかったが、限界ギリギリまで出し切れた。

3本目は2本目の疲れを受けて275wまで落ちてしまった。レストで休むことができたつもりだったが、脚が重すぎて踏めず。逆に4本目は3本目で脚を回復できたのか、289wだった。1本目でうまくパワーが出ないのと本数を重ねることでムラが出てしまうのも課題。ウォームアップのやり方を考えるべきだが、アップで5分走を1本やったら逆に脚を消耗しそう。いまのままでは、レースで序盤にちぎれてしまう。

あと久しぶりにウェイトも。スクワットでハムを攣ってしまったので、上半身を追い込んだ。

昨日のレースの振り返り。

前日は20kmほど走った。合宿最終日に妙に疲れてしまったところから脚に疲労感を感じ、さらに6kmという極短距離のレースであることから疲労を完全に抜いて行きたかったから、前日は特に走るつもりもなかったが、レースの車載映像を見ているうちにすごく緊張し始めてソワソワしたので乗った。少しもがきの確認をして、くるくる回しながら流した。

当日はスッキリ起きて、疲労感も無し。最低でも表彰台と意気込む。車では南山のレース目標などを聞いた記憶がする。着いてからはパスタを食した。8時30分頃からぬくぬく準備をしてゼッケンを完璧に貼ってもらい、9時30分にはローラーに乗っていた。

感触はそこそこ。川島のときもそうだったが、試走で立ち上がりもがきから長めに踏むつもりだったので、脚をまわしつつ少しもがきを入れる程度。kickerを使ったのでかなり良かった。

10時30分頃に早めに検車。sti角度で修正されるかもと思ったのとウォームアップライド前は混むことを想定して、試走は3周して早めに並ぶと決めていたので、この時間。検車に行く道中でstiのタイコが外れてしまい、変速できなくなった。一回stiの角度だけ検車でみてもらって、陣地で直した。少し手間取ったが、前にも家で直したことがあったので助かった。この時点で50分になってしまった。さらに空気入れが髙橋と共に陣地から無くなり、立教の中島さんから貸していただいた。案の定検車がこんでるのを横目になんとか1周目に滑り込んだ。しかし、思っていた数倍人がいて、全くアップにならなかった。逆に身体が冷えた。

もう一度検車に行って並んだ。一番前の左側というベストポジをとった。色々いじったことで後輪のブレーキシューがすっていることに気づき、スタート前に直した。いろいろ預かってもらい、スタート前は他の選手の位置を確認しておいた。

スタートは最悪だった。今までミスしたことのないクリートキャッチをミスり、最後尾まで位置を落とした。コーナーは落車したくなかったので右から突っ込むことをしなかったが、もがいても先頭からは離れるばかりで、レースの終わりを悟った。行田と全く同じ展開だった。もう踏みやめようかとも思った。弱すぎて泣きかけた。でも慶應がんばれと応援してくれる声を聞いて、無心に走るしか無かった。降ろされたときに始めて、やらかしたと思った。自分の何が弱かったか、全てが頭を巡った。

まずはメンタル的な部分だろう。自分の苦手な超短距離レースで前で展開できなければ、無駄脚ばかり使ってしまうことはわかっていた。しかしクリートキャッチをミスるという発想が無く、そこでかなりテンパった。今考えれば、スタート前かなりあがっていたはずだ。自分はメンタル的に弱くて、こういう短時間一発勝負みたいなのが苦手だ。1kmTTも何度スタートでミスをしたことか。

後は、こういったローリングも無く、1周目からポイント周回でぶち上がるレースを経験したことが無く、完璧にレースを想定できたわけではないこと。自分の狙った展開としては、北風で逃げは不利なので、1周目で行けたら行き、2周目は絶対取るという作戦。1周目は様子をみてもがきを変えて、2周目に備え、最終周まで逃げを許さず休みつつというもの。メンツ的に1周目は展開次第で取れるはずだと考えていた。実際、東大のめーてんさんがとっていた。しかし、ペースは予想以上に速く、自分がそこでもがいても2周目以降粘れ無かっただろう。スピード耐性がなさすぎる。

結局、フィジカル的な面でこのレースで勝てる脚は無かったということに尽きる。コロナから復活したつもりだったが、弱かった。レース中、脚にキレを感じなかった。

レース後は、悔しさを超えた感情になった。自分がそこにいないかのような。何も無かったことにしたかった。

そのあとは應援に勤しんだ。應援指導部のみなさんが、自転車競技部のことをすごく知って下さっていて、嬉しくなった。「塾内外で存在感を示す」これをもう一度噛み締めた。「社会の先導者を輩出する」このフレーズを使って下さったことが非常に嬉しい。これからもお力添えいただき、より塾内外で自転車競技部を広めていきたい。

チームとしては、あの高速レースでみんな完走しているし、成長を感じる面が多かった。中谷もしっかり走れていたし。でも、大前さんのお話にあったように、満足してしまったらそこで成長が止まってしまう。思えば自分も川島で4位をとり、あと一歩と思ったが、そのせいであと一歩分の努力しかできなかったような気もする。1kmTTに関してもあと一歩に満足して1年間も壁を破れていない。

5分走をしながら、こんな所で悔しがったり、満足している場合ではないと思った。夏に向けた目標を目指して、無心でペダルを踏み続けるしかないのだと思った。

とはいえ明日は追いコン。色々ありますが楽しむときはしっかり楽しみましょう。

阿部浩大

阿部浩大

法学部政治学科3年

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