永遠の憧れ/全日本選手権ロードMU

📷Kazutaka Inoueさん

小学生の時、憧れた3つ。

日本代表、全国優勝、全日本チャンプジャージ

でも、最後の1つが一番欲しかったと思う。全日本で優勝すると次の全日本選手権まで同種目同カテゴリーのレースにてナショナルチャンピオンジャージを着用する権利と義務が付与される。それがあるから全国優勝の中でも全日本優勝は特別で。CXでもMTBでもロードでも種目は何でも良かったが、結局叶わないままだった。

23日

秋田のTTに合わせて出発。上位選手とそうでない選手とのレベルの差を感じた。お昼が美味しかった。うどんを食べてゼッケンを貼って早く寝た。

24日

目覚めは良くなかった。食欲も微妙だった。やはりご飯は量を確保するには微妙なので朝は麺にするべきだった。コンビニで団子とアンパンとエナドリと補給を購入。朝足りなかった分を団子で補給。

ローラーは持ってこなかったので、コース外にでて外周の長い登りでアップ。ペースがあがらなかったとしてもコースが勝手にキツくしてくるので入念にアップした。

最近、矢野口までの信号ばかりの13㎞が気に入っている。どれだけ踏んでも流しても5分も変わらない。これまでは無駄な40分だと思っていた。でも、この13㎞のおかげで自分のその日の調子や体の暖まり具合を把握するのがとてもうまくなったと思う。

基本的にVでの朝練は開始直後から強度が高く、クリテやきついロードレースに似ている。だから、矢野口までの13㎞でどれだけ身体を起こせているかが大事。

そこで培った感覚のおかげで最近はアップでミスすることがあまりない。ありがてぇ。

コースが広いのでスタートの位置にはこだわらなかった。前方は前方でも真ん中とかにいるとあまり身動きがとれず、結局被されたりするので、早く並ぶストレスを考えると個人的には本当に狭いコース以外は前に並ぶメリットを感じない。それで木祖村は苦労してしまったけど。

スタート後、最初の下りを安全に行きたくて前方に上がった。集団は落ち着いていてペースには余裕があった。3㎞追加された部分のきつい登りも想像よりハードじゃなくてある程度余裕はある感じ。いつもレースを動かすEFの選手がエリート参戦だったこと、コース的に勝手に人数が絞られることから有力選手も様子見という感じだった。

最初の数周は日大の北嶋と岡本のルーラーコンビが淡々とペースを刻んでいた。

暑かったので冷えたドリンクが欲しかったのと思うところがあり、出来るだけ毎週ボトルをもらった。最近気付いたが、新しいアップジャージは補給エリアで目立つが、旧型は他のチームのサポートと色が被り目立ちにくい。自分の目が悪いのもあるが、統一してもらえた方が迷わなくてありがたい。今回くらいチーム数が多いと補給所が渋滞していて見つけるのが大変だった。

ホームストレートに入ってくる登り返しで上手く力を使わずに前にでてそのままきつい登りを前方で通過、その後は一旦位置を落としてまたホームストレートまでに前にあがるのを繰り返していた。登りはところどころきつくてもそこまで余裕がないわけではなかった。

だが、周回を重ねて1時間半が経過したころから脚が重くなってきて、きつくなかった強度がきつく感じてきた。個人練でインターバルトレーニングに励んだわけではないが、朝練と全体練を重ねてz5以上の強度でのインターバル耐性は上がっていたと思う。ただ、Z5で頑張れる時間には限界があり、Z4を重点的に鍛えてこなかったので、登りをZ4以下でこなせる選手に比べて疲労の蓄積が早かった。全日本に向けてできる範囲で体重も削ってきたが、まだダイエットの範囲で絞るというようなレベルにはなかった。

きつくなって集団の後ろで過ごしていたらホームストレート後の登りでペースが上がり、少し集団から離れてしまい、下りを飛ばしていた。それまでの周回では余裕を持っていたところから速度が5㎞~8㎞くらいあがり、それに合わせてバイクを傾けるとタイヤが横滑りし落車してしまった。

久しぶりに自分のミスでこけてしまった。慢心が原因であった。逆バンクでさすがに倒しすぎてしまった。かなりの速度で転がることなく、滑ってしまったので擦過傷が深い。回収車で無理をしたことを後悔した。幸いにも誰も道ずれにせずに済んで良かった。

インカレに向けて登りのきついコースでどれだけ走れるか試したかったが、脚が限界を迎える前にレースを終えてしまい、残念。ただ、いまは高強度域の比較優位で闘っているので、登りの距離が伸びてFTP中心で踏まされるインカレではまだまだ通用しないと感じた。出力自体は悪くないのでここから体重を削ってインカレで勝負できるようになりたい。

こうせいと秋田もまだまだ弱かったね。インカレまで残り2か月切ったが、一緒に馬鹿みたいに練習してくそ強くなろう。

宇佐美さん、マネ、サポートありがとうございました。もっといっぱいボトルを取りたかった。

また、今回の遠征に際し、OB会から補助金を頂いた。本当にありがとうございました。
いま、自転車競技部はインカレを一番に目指していて、私自身も部員としてインカレに一番特別な思いをもって取り組んでいる。だが、競技者として一番勝ちたいレースはやはり全日本選手権だった。

最近、部活をしているのか競技をしているのかわからなくなることがある。だが、こうして格式高い大会に出場して自分の心が動くの感じると、しっかりと競技を出来ていることに気付く。自分の中で競技と部活が完全に重なった時、もう一歩成長できそうな予感。

p.s. いままでフィーリングが変わるのが嫌でグローブしてきませんでしたが、代償が大きすぎるでグローブしたいと思います。手のひらは神経多いので、本当に痛いっす。

昨日、ボロボロの姿でLEAPのセッションの場に立った。受講生がLEAPを受けるのは基本的に人生で一回。その一回を自分が担当することの重みを感じる。受講生のこれからの体育会生活が大きく変わるような、変えようと思うようなセッションが出来ているだろうか。

論証と身証を目指し、部活にもLEAPにも真摯に向き合っていきたい。

引退まで残り1ロードレース。

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