2023インカレロード


2023/09/03インカレロード DNF

まずは、当日のサポートをしてくれたみんなに感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。インカレロード当日の慶應のサポートが、間違い無く学連一のサポートでした。

_____________

インカレロードの前乗りの日くらいから若干体調が怪しく、試走を終えてからは2日間ずっとホテルにこもっていた。当日は、なんか熱っぽく、喉が終わっていたが、気合いで走った。

そんなこんなで前日はチャリに乗ることができなかったので、当日のアップは低強度実走から行った。なんと、その実走アップで高校の時にお世話になっていた太田さんに遭遇。わざわざ山形から秘密で応援に来てくれていたらしい。4年ぶりの再会で、エモエモになりながら気持ちも高まった。30分ほど脚を回して、検車に行き、その後は固定ローラーで刺激入れ。ここは自分が納得できるまで。

その後、スタート地点へ向かうのだが、出走2分前にグローブを忘れていたことに気づいた。平石、山根さんマジでありがとうございました。

スタート後は慶應サポートの位置を確認しながらゆったりとリアルスタート地点へ。

序盤は前方でガンガン脚を使う予定だったのだが、風邪の影響で心肺が追いつかず、ギリギリの状態で最初の数周をこなすことになってしまった。ここで予定通りの動きをできなかったのは非常に申し訳なかった。

ただ、時間が経つにつれて慣れてきて、なんとなくこのコースが自分向きであることに気づいた。展開も、普段の学連レースパターンだったので、中盤はなんだかんだ落ち着くだろうと思い、脚を溜め、次の動きが出る頃に集団からこぼれ落ちないようにマネジメントした。補給食も定期的に取っていた。

100kmあたりで疲労を感じたが、脚を攣るような感覚はなかった。その時、川野と少し話して、とりあえず残れ的なことを言われて、脚の無駄遣いではなく、集団から溢れずに最終局面を迎えることを目標にした。

話は逸れるが、今年は一度も脚を攣らなかった。去年と大きく変えたこととして、自分は筋肉が弱い()(パワーではなく、筋質が強くない?)と感じていたのでウエイトに取り組んだ。トルクも向上したし、足攣りにも効果が出ていたのかもしれない(または単に強くなっていたか)

そんでもって最終局面に入る前の人がドンドンこぼれ落ちるいつものパターンになってしまい自分は130kmで集団から溢れてしまった。この周で、中大伊藤朝日安達鹿屋津留君達とこれ以上ないメンバーで追走を行ったが、4kmほど走ったら気持ちが揃わなくなり、崩壊してしまった。それに想像以上に集団が活性化していて追いつくことができなかった。もう1周は走れると思ったが、すぐに降ろされてしまい終了した。

悔いがないか?と聞かれたらこの日のレースに関しては悔いは無かったと、今冷静に振り返ってみてそう思う。この日の自分の体の状態では、130kmも走れたことは及第点には達していたと思う。集団の後ろでただただ必死に耐えるかっこ悪い走りしかできなかったけれど、どこを走っていても慶應メンバーの顔が見え、声が聞こえ、今は千切れてはいけないと何回も踏ん張ることができた。

でも、この日のレースまでの過ごし方については悔いも残る。直前の体調管理(10日間の扁桃炎と直前の風邪)は今年も失敗した。完全に自分のキャパを超えた生活をしてしまっていた。過去最高の仕上がりでレースを迎える予定だったのに、それが叶わなかった、100%の力を出すことができなかったのは、レースの前から負けていたと思う。

_____________

結局、まともに完走した長距離レースは3年生の時の全日本だけだった。国体はガンガン動いて残り5kmくらいで降ろされたので完走できなかったが、これが自分の中ではベストレースだった。

こう考えると、高校含めて2レースほどしかまともには走れなかったということなのかもしれない。

完走できなかったロードレースの中でも、特に2年生の秋に行われた全日本は思い出深い。個人ロードなども110kmくらいは生き残れて、ロードレースを走れるようになってきている時期だった。コロナ禍も相まって練習量・質ともに全日本に向けてかなり練習をしていた。早朝にv40/80600w×10をした後に、全体練で和田FTP13×3のビッグライドもこなせていて、たぶん数値だけ見れば1番仕上がっていた。

そんな状態で迎えることのできた全日本だったが、結果は早々に千切れてDNFだった。落車に巻き込まれた影響が1番大きかったが、こんなに練習してコレかよ、とすごく落胆したことを覚えている。

2021全日本選手権U23 | 慶應義塾体育会自転車競技部

だから、色々な感情が渦巻き、この時期はとても悩んでいた。そんな時、石井さんに言われた言葉を自分は今でも忘れることができない。そして一生忘れないと思う。石井さんにとっては何気ない一言だったから覚えていないかもしれないが、自分はその一言に奮い立った。

そのおかげで2023年もインカレロードに出場できた。結局上のブログに書いたような理想的なロード競技人生は送ることができなかったけれど、ロードをやめずに最後のインカレを走れてすごく良かったと思う。

石井さんありがとうございました。

_____________

ロードレースは当日までの準備やレースでの一つ一つの選択、タイミングや気持ちなど全てが揃った、その日1番強い人が勝つレースで、自転車競技の中でも特に難しい種目だと思う。だからこそ、そこで一番になる選手はめちゃくちゃかっこいいし、尊敬できる。

自分にとってはロードレースで活躍したくて始めた自転車競技。やっぱりロードレースがかっこいいなと思った1日でした。

ps.「次」が無いので感情の振り返りばかりになりました。

次のブログが最後のブログです。

初めてのロードレース
最後のロードレース

最近の記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

月を選択

最近の記事

  1. かんちゃれ

  2. 川崎+α

  3. TRS 北400

  4. 平日練報告

PAGE TOP